みなさん、こんにちは。リズムアンバサダーでフードエディターの小竹貴子です。年末年始の忘年会や新年会も落ち着いてきたかと思いますが、暴飲暴食で体調を崩していませんか?今回はこの時期気になる正月太り解消の方法を、食事をメインにご紹介できればと思います。
(前回記事:40代から始める身体づくりの価値〜楽しく続けるためのレシピ〜Vol.23)
実は、おせち料理ってお正月に料理しなくて済むように日持ちするものが多いんです。だから塩分や砂糖が多いので、たくさん食べるとあまり身体によくありません。筑前煮などのお煮しめは、家庭で準備することも多いので大丈夫かもしれませんが、市販のおせちを購入した場合は塩分量などを気にした方がいいですね。
また日本酒を飲む機会が多くなると思いますが、カロリーが多いので注意が必要です。ハイボールなど蒸留酒でカロリーを控えるといいかもしれません。
とはいえ、もうお正月は過ぎてしまったので、三ヶ日のおせち料理から新年会と続いて負担がかかった身体に優しい食べ物や過ごし方をご紹介したいと思います。
まずは一年の初めなので、正月太りを解消するという理由で、食習慣を変えることをおすすめします。
ダラダラとドラマや映画を観ながら間食したり、ゴロゴロする癖を直すには一番いい時期です。太りやすい食べ方が身についていると思う人は、まずは食事記録をつけるところから始めてはどうでしょうか?
特に冬は、動物が冬眠する時期なので、人間にとっても身体に脂肪を溜め込みやすい時期と言われています。食事記録をつけることで食べ過ぎを意識することができて、量をコントロールしやすくなりますよ。
暴飲暴食が続いている間は、胃が大きくなっていてたくさん食べないと気が済まない身体になっているかもしれないので、そういう時は腹持ちのいい野菜をたくさん食べるメニューがおすすめです。
この時期、そのメニューの筆頭といったらお鍋ですね。あっさりしたお鍋を食べる習慣に変えていけば、徐々に身体に優しい献立を欲しがるようになるはずです。お鍋はコスパも良いので、新年会続きのお財布にも優しいメニューなはずです(笑)
最近は鍋キューブで一人用の調味料があるので、楽に作ることができます。冷凍うどんやキムチとちくわ、カットネギなどを入れれば包丁を使わずに済みますよ。
大根おろしをたっぷり入れて、水分は大根おろしから取るイメージで作ってください。
冷凍餃子を使うお鍋もおすすめです。スープは市販の中華出汁の素を使ってしまえばすぐにできるので、とても簡単で食べ応えもあります。
これ以外にも生姜を使ったお鍋もいいですし、麺は春雨を入れるとヘルシーに仕上がります。また、朝、野菜をお鍋に入れて冷蔵庫に入れておくと、帰って温めるだけですぐに出来上がるので、ちょっとした工夫があると簡単に美味しくつくれるようになりますよ。
食事のコントロールはとても重要ですが、もちろん身体を動かすことも大切です。冬場は寒いし運動する機会が減りますが、激しい運動をしなくてもストレッチを続けるだけでも基礎代謝は上がってダイエットに役立ちます。
ストレッチのためのグッズも今ではお店でよく見かけますし、継続的にストレッチをする習慣をつくるために購入してみてはいかがでしょうか。ドラマや映画を間食しながら観るよりも、ストレッチしながら観るという習慣に変えるだけでも大きく効果が出ると思います。
わたしの年末は、アメリカ出張だったのですが、今回は現地でフルマラソン経験者たちとナパバレーのワイン畑を眺めながら10キロ走りました。滞在中はたくさん食べてしまったので、滞在先でも走ることができるというのは、健康管理にもいいですし、現地でのアクティビティの選択肢が1つ増えたので、新しい旅の楽しみ方を身につけた気分でとってもお得な気がしています。
さて、今回ご紹介するレシピは上記にも挙げたお鍋の中でも特におすすめな白菜と豚肉と牡蠣のミルフィーユ鍋です。
我が家の定番レシピですが、コツは最初から牡蠣をいれると火が入りすぎて牡蠣が小さくなってしまうので注意が必要なことです。
白菜・・・・・・・・・・・・大きいもの1/4個
豚バラ薄切り肉・・・・・・・300グラム
牡蠣・・・・・・・・・・・・1パック
にんにく(薄切り)・・・・・1かけ
つけだれ(ポン酢、かぼすこしょう)・・・適量
1:白菜は洗って、食べやすいように切る(約5~7㎝角)。豚肉は5㎝幅に、にんにくは皮をむいて薄切りにする。
2:白菜を鍋の中にぎゅうぎゅうに敷き詰めて、間に豚バラ肉を差し込んでいく。にんにくも同様にランダムに差し込む。
3:全体にお酒を振りかける
4:鍋を3分中火にかける。その後、弱火で白菜がしんなりするまで煮込んで(約10分)牡蠣を入れて5分煮込む
5:鍋のままテーブルに。取り皿に取り分け、お好みでポン酢などをかけていただく。
いかがでしたか?これからはバレンタインもありますし、年度も変わるので歓送迎会なども増えてきます。暴飲暴食をしがちな時期にどうやって身体をコントロールするか、その過ごし方をまずは新年の過ごし方から試してみることをおすすめします。
文・写真提供:リズムアンバサダー 小竹貴子