いつもより多く食べているわけではないのに、最近すぐに“お肉”が身体につく…。食べる量は年齢とともに減っているのに、体重はなぜか増えている…。
もしもそんなふうに感じることがあったら、それは基礎代謝が下がっているサインです。私たちは誰でも、年齢を重ねるとともに基礎代謝量が落ちてしまうものですが、それ以外にも低下させる要因があるのです。
では、基礎代謝を下げてしまう要因とはどんなものがあるでしょうか?
便秘は、老廃物である便を身体にため込んでいる状態です。すると、腸が身体に必要な栄養を吸収する働きが衰えるだけでなく、便の腸内滞留時間が長くなり、必要以上に糖質や脂質を吸収してしまうことになります。
体温が低い人に比べると、体温が高い人は日常生活のなかで自然とたくさんのエネルギーを消費しているということは想像できるでしょう。
冷え性の人は全身の血のめぐりがスムーズでないため、血液にのって全身に届けられる栄養や酸素が十分に行き渡らず、内臓などのあらゆる器官の機能が落ち、代謝が悪くなってしまうのです。
コンビニで売られている弁当や惣菜やカップラーメンなどのインスタント食品は、保存料などの食品添加物が多く含まれています。これらは私たちの身体にとって、いわば毒素。コンビニ食やインスタント食品ばかりを食べていると、それらが知らず知らずに蓄積し、消化や吸収を阻害することになりかねません。
便や尿が出るということは、身体に不要なものが排出される代謝が行われているということ。だからトイレの回数が少ない方は、老廃物が体外へ排出されるシステムがきちんと働いていないということです。水分の摂取量が極端に少ないということも考えられます。
基礎代謝を上げる方法の一つに、水分補給があります。寒い季節は夏場に比べて飲み物を飲む頻度も量も落ちてしまいます。意識的に水分をとるようにすることが大切です。
私たちが毎日消費するエネルギーのうち、基礎代謝は7割を占めるといわれています。だから基礎代謝が落ちれば太りやすくなるし、逆に基礎代謝が上がれば痩せやすい身体になるということです。
太ってしまったことを年齢のせいにする前に、基礎代謝を落とさない努力をしてみてはいかがでしょうか?
文:佐藤まきこ
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