日本人は味噌や醤油などを多く使う和食の文化から、高血圧になる人がたくさんいます。定期的に病院へ行き、処方された薬を内服するだけの治療生活よりも、血圧を定期的に自己測定することによって血圧の変動の仕方や日頃の数値を把握するほうが健康に対する意識が高まることでしょう。
今回は、家庭で気軽に血圧が測定できる血圧計を8つご紹介します。
高血圧は日本人の国民病と言われており、高血圧の治療を受けている人は自宅に自動血圧計を用意して毎朝測定することが多いです。しかし、低血圧症の人は定期的に血圧を測定する機会は多くありません。血圧は健康のバロメーターなので、簡単に測定するために自宅に専用の機器を置くことも一つの手段です。
病院で血圧測定をする時には水銀の血圧計が一般的ですが、家庭では腕で測定するタイプ・手首でも測定できるタイプ・パソコンでデータ管理ができるタイプなどがあります。今回は特に家庭でも使いやすく継続しやすいタイプのものをご紹介します。
腕にカフ(マンシェット)を一人で巻くのは難しいものですが、手首に巻いて測定できる血圧計であれば一人でも簡単に測定できるので、継続しやすい方法です。また、サイズも他のものと比べてコンパクトなので、持ち運びにも便利でしょう。しかし、上腕式のほうが測定の精度は高いので、どの機能を重視するかで検討してみるのもよいかもしれません。
昔は測定した血圧の数値を専用のノートなどに管理していましたが、最近では測定した数値を自動的にアプリで管理してくれる血圧計があります。うっかり計測した数値を記録し忘れたということもなくなるので、そういったことを事前に防ぎたい人はアプリ連動型の血圧計をおすすめします。
以上のことを踏まえて、家庭で誰もが使える自動血圧計を6つご紹介します。
価格帯:3,980円〜8,100円。
手首式血圧計で正確に測定するためには手首を心臓の高さで測ることがポイントになりますが、自分だとなかなか難しいかもしれません。カフにハートマークがついており、これを胸の中心に当てることで正しく計測することができます。
価格帯:3,132円~5,122円。
上腕カフ式の自動血圧計です。手首式ではなく上腕式のものではありますが、モニターに映し出された数値が大きくて見やすいというメリットがあります。また、最新30回分の測定データを記憶することができるので、万が一記録し忘れても見返すことができ、記録漏れ防止に一役買うでしょう。
価格帯:2,373円~4,104円。
こちらも上腕カフ式の自動血圧計ですが、小さくて軽く、電池式なので持ち運びが便利です。必要ならば旅行など外出時にも持ち運びができます。カラーもホワイトとピンクの2色展開なので、女性にぴったりな商品でしょう。
価格帯:1,880円~3,354円。
手首式血圧計のこちらの商品は、手首に巻くだけで簡単に測定可能なので、衣類を重ね着する冬場でも腕を捲くらずに測定することができます。コンパクトかつ操作が簡単なシンプル機能、そして比較的低価格なのも魅力的です。
価格帯:2,380円~5,788円。
こちらも手首式血圧計で、正確に血圧を測るために不規則脈を検知する機能もついています。また、90回分のメモリー機能が搭載されているので、測定した数値をノートなどに書き写すのを忘れた時でも記録に残るので安心です。
価格帯:3,650円~9,180円
この機種も手首測定式の血圧計ですが、手首式のなかでも測定値の誤差が少なく測定のし直しが少ないという点で定評があります。
これは、手首の2本の動脈を的確に捉え脈波信号を抽出する独自の特許技術「エムカフ」を採用したことで、精度の高い測定が可能となりました。今までのものに比べるとやや価格が高めですが、手軽さと精度を兼ね備えた商品なので、どちらも外せないという人にはおすすめです。
価格帯:2,272円~5,400円
シチズンから発売されているCH-650Fは手首式の血圧計で、測定値が見やすい大きな画面が特徴です。
また60回分のメモリーを搭載しているので、日々のトラッキンッグデータを取ることが可能。また記録したデータの中から、最新3回の平均値を表示する機能もあるのでおすすめです。
価格帯:5,702~10,283円
テルモは、血圧計の3大メーカーとして挙げられる会社の中の1つ。なかでもES-W500ZZは、ネット上での口コミや評判なども良いので、おすすめの商品といえるでしょう。
給電がACアダプタータイプなので、充電切れの心配がありません。液晶画面が斜めになっており、また大画面なのでどんな角度からみても見やすいのも特徴です。
メモリは120回分記録できるので安心してデータが取れます。さらに価格帯も上腕式の相場から見ると中堅といったところなので、まずは信頼できるメーカーの血圧計を使ってみたいという方におすすめです。
血圧を管理するには、医療機器として高い信頼と評価を得ているオムロンの上腕式血圧計がおすすめです。 チューブレスで装着から測定、収納まで簡単にでき、スマートフォンアプリで血圧のデータもチェック可能。
家庭で測定できる自動血圧計の種類がとても増えており、コンパクトで誤差が少ない製品やメモリー機能も充実したものも登場し始めました。
低血圧症は若い女性を中心に多いのですが、女性向けのカラー展開やデザインを兼ね備えた製品も販売されているので、価格や会社に惑わされず自分に合った血圧計を選んでみましょう。