寒さが身にしみる季節になってくると気をつけたいのが、風邪。たとえ軽い風邪でも対処法を誤ってしまうと、簡単に長引くことになったり、家族中が風邪になったりするなど、決してあなどれません。
そこで、「風邪になったかな」と思ったときに、すぐに対処するべき方法5つを改めて見直してみましょう。風邪は最初の対処こそが肝心です。
風邪になっていなくても、健康を守るための基本中の基本です。外から帰ったときにうがいと石けんを使った手洗いを徹底しましょう。また家族全員でハンドタオルを使い回すと、風邪のウィルスを移してしまうことになりかねませんので、清潔なタオルでしっかり水分をとるようにしましょう。
うがいは専用の消毒液を使ってもよいですし、殺菌作用のある緑茶で行ってもよいです。
入浴は意外と体力を使う行為です。もしも普段より元気がないと感じているのなら、入浴しないほうが無難。入ったとしても短時間で軽く済ませるようにしましょう。特に熱めのお風呂に入ると体力を消耗するので、あとでドッと疲れが出て、風邪をこじらせるきっかけとなるかもしれません。
風邪のウィルスを撃退するには、栄養のある食事を摂ることが大切。中でもビタミン類は積極的に摂るようにしましょう。
外部のウィルスに対抗するための免疫力をアップさせるには、身体を温かくすることが大切。普段よりも温かい格好で、靴下や腹巻きなども活用してみましょう。寒気を感じるときは、温湿布を腰まわりに貼って温かくすることもおすすめです。
ウィルスは乾燥した空気の中で、どんどん増殖していきます。ですから暖房で部屋を暖めると同時に、室内の湿度が低くなっていないか注意したいもの。加湿器をつけたり、ない場合は洗濯物を部屋に干すなどして、室内が乾燥し過ぎないように気を付けましょう。
「ちょっと体調がおかしいかも」と思った時点ですぐに対処すれば、薬を飲む必要も何日も寝込むこともなく、すぐに復活できるものです。自分なりの対処法を知っておけば、いざというときにも心強くいられるものですよね。
文:佐藤まきこ