パソコンとスマホを使うことが当たり前の生活になり、慢性的に肩こりを抱えている人が多い現代。肩こりは筋肉が硬直する寒い季節にひどくなる…と思われがちかもしれませんが、実は、夏こそ肩こりが悪化しやすい季節なのです。
今の季節になぜ肩こりがひどくなるのか、その原因に迫ってみましょう。
夏は、当然気温が高くなります。すると気温の上昇に伴って私たちの身体中にある血管も広がっていきます。同じ量の血液が流れていたとしても、血管が広くなると血液の流れる力が全体的に弱まってしまうのです。
血流が滞ると、身体のすみずみまで酸素や栄養などの必要なものが届かず、しかも疲労物質が排出されず溜まってしまい、肩こりが悪化したり疲労感が抜けなくなったりするのです。
上記に加え、夏の生活スタイルも肩へ悪い影響を及ぼしていることがあります。たとえば、薄着でエアコンのきいた寒い室内に長時間座りっぱなしでいると、肩や腕、足が冷えきってしまい血流悪化を加速します。
また、夏場は厳しい暑さのせいで、運動をする頻度が落ちる人が多く、それも血流や新陳代謝を悪化させる要因になります。
さらに、汗をたくさんかいて水分不足になっていると、血液がドロドロになってしまいスムーズに流れません。
では、どうやって夏の肩こりを予防していけばよいでしょうか?
まずは、身体を冷やしすぎないように温めることが大切。キツイ冷房のきいた部屋に長時間いないこと、夜寝るときもエアコンで部屋を冷やしすぎず、扇風機を使って空気を循環させるようにしましょう。そして水分をしっかり摂って、栄養不足にならないように気を付けることも大切です。
夏の肩こり予防として気を付けるべきことは、夏バテや熱中症予防にもつながることばかりです。暑くなると普段の習慣でも省いてしまったり、生活スタイルが変化していることがたくさんあります。
それらをよく見直すことが、肩こりの予防につながるでしょう。
文:佐藤まきこ
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