都心から1時間〜1時間半の軽井沢。
美肌の湯といわれる温泉郷としても名高いこの軽井沢で、こだわりのデトックス旅を追求するレポート、第2弾。
今回は、軽井沢ならではのアクティビティや食事についてご紹介します。
旅となれば、やっぱり楽しみなのがお料理。
軽井沢には、信州サーモンなどの地の物、季節の野菜など、美味しい素材がたくさんあります。それらの旬のものを用いた料理を、美しい自然を眺めながら食する喜びは、またひとしお。
私が選んだお料理は、ハリのあるフェイス&ボディをつくるために、必要な食材をたっぷり使った“鶏のささみしゃぶしゃぶ”。
日々の食事が脳裏にちらりと浮かび、食べるもの、そして食事タイムの過ごし方などを、あらためて見直そうという気持ちにもなりました。
日頃の疲れを癒やしに来たので、ずっと部屋にこもっていたい気持ちもありましたが、せっかくなので、軽井沢の地形を生かした高地ボディワークに参加することに。
私が選んだコースは、千ヶ滝へのウォーキングで、全長約1km。
内心、1kmぐらいなら楽勝だと思っていましたが、標高は1000mを越え、山道ならではのアップダウンがあり、意外にもハード。心拍はすぐにあがり、小雨が降っていて涼しかったにもかかわらず、少し歩き始めただけで、じわりと汗がにじみ出てきたほどです。
それでも、緑のトンネルの中を歩いたり、小鳥のさえずりに耳を澄ましたり、リアルな“ホーホケキョ”の声に聞き惚れる、美しい川の流れに見入る、温泉の湧き出る場所に近寄ってみる、自生のクレソンに驚くetc…と、さまざまな体験に五感が刺激され続けていたため、30分ほどの道のりはあっという間でした。
マイナスイオンに満ちた霧が舞う中、勢いよく落ちる滝。滝の水によって鋭角に削り取られた岩肌。
その雄大さに圧倒され、まるでジブリの映画の世界に迷い込んだような不思議な気分に。息を吸うたびに、体や心に溜まった老廃物やストレスが清らかな空気に変わっていくようで、“自然ってすごい”と、純粋に思いました。
非日常を簡単に体験できて、心も体もスッキリ軽やかになれる軽井沢ステイ。日本ならではの奥ゆかしい自然と、舌鼓を打つ料理、それに温泉スパという贅沢なメニューは、何ものにも代えがたい魅力。
「最近、なんだか余裕がなかったな」「人にもっと優しくなろう」など、自分の内面と向き合えたことも新鮮でした。
“今度は家族で?”などと思いを巡らせつつ、早くも次に行くタイミングを見計らっています!
<取材協力>
星のや軽井沢
HP:http://www.hoshinoyakaruizawa.com/
取材・文・写真:楢﨑裕美