本日は、筆者の住む鎌倉の魅力を、ご紹介します。秋にのんびり歩いて心を整える「鎌倉歩き」をお休みの日のレジャーにいかがでしょうか。
鎌倉に移住して半年ほどがたちましたが、今でも新たな路地を発見したり、知り尽くせない楽しさがあるのが鎌倉だなと実感しています。
鎌倉の路地はとても細く、車も通れない道が多いです。そのため、舗装がされておらず、独特の田舎っぽいゆっくりとした時の流れも感じられます。雑草が可愛かったり、小さなしあわせを集めるのにはもってこいの場所です。
ブラブラと気ままに歩く散歩は、ストレス発散にもいいですし、軽い運動にもなり、心身共に健康になれます。慌ただしい日々に疲れたら、何も考えずにぶらりとお散歩。鎌倉は、そんなお散歩に最適な土地だと思います。
長谷は大仏や長谷寺があり、有名な観光スポットです。週末ともなれば、メインストリートである由比ガ浜大通りは観光客でいっぱいになりますが、路地は意外とひっそりとしていて、自由に見て回れるのがいいです。
このエリアは、家と家の間に江ノ電の線路が突然現れたりと、カメラ好きならフォトジェニックなスポットをたくさん見つけられます。
坂の下というと、近年ドラマのロケ地にもなり、多くの人に知られるようになりました。ここも迷路のような路地がたくさんあるのですが、入ってみたら行き止まりだったり、ふいにオシャレなカフェに出くわしたりなど、ちょっとした冒険心をくすぐられるエリアです。
長谷も坂の下も、由比ヶ浜とは目と鼻の先なので、浜へ出る前の寄り道にもぴったりだと思います。
鎌倉でも長谷や銭洗弁天のある佐助のエリア等は、観光スポットも多く、週末にはたくさんの人が集まります。一方、鎌倉駅から材木座海岸へ行く途中にある大町エリアは、比較的観光客が少なく、趣のあるお店に出会えるのでおすすめです。
私は鎌倉最古のパワースポットといわれる八雲神社がお気に入り。小さいながらも荘厳な雰囲気に癒やされます。
人の少ない鎌倉の街を歩きたいなら、紫陽花や紅葉などの観光シーズンを外すこと。また、午前中に雨が降ると、その日は観光客が少なくなる傾向にあるので、天気予報を見ながら計画を立てるのがいいと思います。雨の鎌倉も情緒があっていいもの。時には雨の日の散歩もおすすめです。
一点だけ皆さんにお願いです。鎌倉の狭い路地は、民家がひしめき合う中にあります。そのため、大声で騒ぐなど、住民の方の迷惑にならないように楽しむことも忘れずに。のんびりした時間を満喫して、英気を養ういい旅にしてくださいね。
文・写真提供:杉浦優子