季節の変わり目のせいか、秋になると急に不安になったり、寂しくなったり、イライラしたりしませんか? そんなときは、この時期に合ったセルフケアを意識的にして、自分を労ってあげましょう。
今回は、秋のイライラを解消するおすすめケアをご紹介します。
気分を落ち着けたいとき、リラックスしたいときにアロマやキャンドル、お香などを使っている方も多いかもしれません。好きな香りを嗅ぐと、自然と気分が落ち着いてきます。それはなぜでしょう?
香りは私達の感情・行動・記憶を司る大脳辺縁系に直接働きかけると言われており、香りの種類によってさまざまな効果を与えてくれます。
そのため、香りは好みだけで選ぶのではなく、香りの効果・効能を知って、そのときの自分に合ったものを選ぶことも大切です。
香りは、家にいるときだけではなく、持ち歩いて好きな時に使うのがおすすめです。
家でゆったり過ごすときは、こめかみや手首、爪などに塗ると香りを直に感じることができリラックス効果も高まります。旅先や出張先などでは、お風呂に入れたり、枕元に置いたりとさまざまな使い方ができます。
どんな場所でも自分らしくいたいと思う時におすすめです。秋の花粉症の時も、マスクに数滴垂らしておくだけで、不快な気分も少しはやわらぐかもしれません。
好みの精油をスイートアーモンドやグレープシードなどの植物油と合わせ、3〜5%に希釈し(3%の場合、植物油10mlに精油を約6滴)、遮光タイプのロールオンボトルに入れましょう。
精油は、光が当たると品質劣化のスピードが上がってしまうので、最も紫外線をカットできると言われている茶色のボトルがおすすめです。
ではあなたに合う精油を見つけるために、それぞれの効果・効能をご紹介します。
・レモングラス
香り:レモンに似た香りでさっぱり。
効能:リフレッシュや精神疲労の回復におすすめで、消化を助ける働きがあります。(※皮膚刺激が強いため、50%以下に希釈して使用してください。子宮収縮作用があるため、妊娠中の使用は控えてください)。
・ベルガモット
香り:爽やかなシトラス系の香り。
効能:落ち込みや不安な気持ちを鎮め、不眠やストレスを緩和します。(※塗布後4〜5時間は直射日光をさけてください)。
・フランキンセンス
香り:甘くスパイシーな香り。
効能:呼吸を深くする働きがあり、心の落ち着きを取り戻してくれます。シミやたるみをケアする美容効果もあるので気になる方に。
・ラベンダー
香り:甘いフローラルの香り。
効能:「万能精油」と呼ばれ、子供から大人まで安心して使えます。ストレス解消や安眠作用に加え、鎮静作用、抗炎症作用などもあり、スキンケアにいいとされています。(※妊娠中や授乳中の安全性に対する情報がないため、妊娠中や授乳中の方は控えてください)。
・ローマンカモミール
香り:フローラル系の香り。
効能:イライラを鎮め、リラクゼーションや安眠をもたらします。(※子宮収縮効果があるため、妊娠中はお控えください。キク科アレルギー体質の方は注意してください)。
・ゼラニウム
香り:バラによく似た、ほのかに甘い香り。
効能:自律神経やホルモンバランスを整えるようサポートしてくれます。美容にも用いられる精油です。(※妊娠中や授乳中の方は控えてください)。
・イランイラン
香り:ジャスミンに似た甘い香り。
効能:心身の緊張や不安を解き放します。ホルモンの分泌に働きかけ、調整するようサポートしてくれ、スキンケアにも役立ちます。(※妊娠中や授乳中の方は控えてください)。
・ユーカリ
香り:シャープでクリアなグリーン系の香り。
効能:風邪やノドの不調、空気清浄作用があるので、秋の花粉症にお悩みの方おすすめ。(※乳幼児には使用しないでください。妊婦、授乳中の方は用法用量を守ってお使いください)。
・ローズマリー
香り:さっぱりした香り。
効能:集中力を高めたり、血液の巡りを促す作用があります。手足の冷えが気になる方におすすめ。(※高血圧、てんかんの持病がある方はお控えください)。
・クラリセージ
香り:ハーブの香り。
効能:女性ホルモンの分泌をサポートし、心身の緊張をゆるめる働きがあります。(※眠気を引き起こすことがあるので運転前は控えてください。妊娠中や授乳中の方は控えてください)。
あなたはどんな精油がお好みでしたか?
この時期、アロマテラピーの力は絶大です。呼吸器のケアにも、心のケアにもオススメなので、ぜひお好きな香りを見つけて、積極的にケアしてみましょう。
参考:“オムロン式美人”監修『Rhythm美人の365日セルフケアダイアリー』
文:リズム編集部