忙しい日々を送っている現代人のみなさん、よく眠れていますか?
一日中デスクワークをしていると身体が緊張状態になり、睡眠の妨げになってしまうことも。今回は、そんなみなさんにピッタリな簡単ストレッチ法をご紹介します。
運転などで長時間、同じ姿勢でいたり、同じ筋肉を使い続けると、その箇所の筋肉が痛くなった経験は誰しもあるかと思います。凝りによる痛みを放っておくと、悪循環となってずっと繰り返されてしまいます。
同じ姿勢を続けると、筋肉が収縮し硬くなる
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筋肉の中で酸素が不足し、乳酸が作られる
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筋肉が硬くなったことで血管が収縮し、血行不良になり、作られた乳酸を筋肉内にとどまらせることで、さらに筋肉を硬くする
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身体が凝りによる痛みを感知すると、ますます筋肉を収縮させ硬くする
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身体は凝りやだるさを感じる
とくに、肩や腰の凝りは慢性化してしまうことがあります。この悪循環を止めるために、日頃からセルフケアは欠かせません。
毎日座ったままの姿勢を長時間続けると、腰回りが硬くなったりします。猫背気味の姿勢でパソコンに向かっていると、首や肩が凝ってガチガチになります。
凝りの悪循環を回避するためにも、身体を意識的に緩めてあげることが大事です。今回ご紹介する「壁ストレッチ」はとても有効です。身体を伸ばしたりひねったりする運動で、筋肉にじんわり効いていきます。
1. 壁から50cmほど離れて立ち、両腕を上から降ろすようにして壁につけます。
2. 背中をゆっくり反らして身体を伸ばします。
3. そのまま左に上半身を倒します。
4. 右足を左後ろに下げて、足をクロスさせます。右足のつま先を左足のかかとにつけて、6秒静止し、身体の側面をしっかり伸ばします。
この3〜4を左右逆に繰り返し、これを5セット行います。腰痛のある人は背中が反りすぎないよう、壁から近めに立って行ってみてください。
「身体が固まっているなぁ」という心当たりのある方は、“壁ストレッチ”をして、意識的に身体を伸ばしてみてください。身体が緩めば、寝付きの悪かった夜も、ぐっすり眠れるかもしれませんよ。
※参照:オムロンヘルスケア株式会社ねむりラボ課監修『1日1分で劇的に変わる!ねむりのレシピ』
文:リズム編集部