良質な睡眠のために、あなたが日頃気をつけていることはありますか?
何げなく行っているいつもの習慣が、熟睡をさまたげているかも…。自分の身体のために今一度睡眠について見直してみましょう。
熟睡できない理由はいろいろありますが、代表的なものをご紹介します。
日頃の生活でいうと、不規則な生活リズム、日中に太陽の光を浴びていない、長い昼寝や夕方の仮眠、運動不足などが考えられます。また、日中に強いストレスを感じてリラックスしないままベッドに入るのも、脳が緊張したままでなかなか眠りにつけません。
さらに、寝る直前の生活スタイルも睡眠に大いに関係してきます。PCやスマートフォンを使い、ブルーライトを浴びていることや、就寝前の食事やカフェインの摂取、お酒を飲むなどもあてはまります。
つまり、熟睡のためには下記のポイントを意識した生活スタイルに改善する必要があります。
1. 規則正しい生活
2. 朝や昼には太陽の光を必ず浴びる
3. 昼寝や仮眠は20〜30分程度。夕方以降は仮眠をとらない
4. 日頃の軽い運動やストレッチ
5. 一日の疲れは溜め込まずリセットする
6. リラックスのために湯船に浸かり身体を温める
7. 夜ご飯は寝る3時間前までに済ませる
8. 寝る直前のPCやスマートフォンを控える
9. 寝る前にはカフェインを多く含む飲料は控える
10. 寝酒は控える
あくまで代表的な10項目の例なので、他にも注意すべきポイントがあれば意識的に改善してみましょう。
前に述べた10項目目の「寝酒」ですが、眠れなくてお酒をちょっと飲んで眠りにつく経験をしたり、お酒を飲むと眠くなってしまうという経験をした方は多いと思います。それなのに、なぜ「寝酒」はNGなのでしょうか。
実は、お酒で眠っているときは脳が酩酊(めいてい)しているだけで、脳と身体が休んでいる本来の眠りとはほど遠い状態なのです。
また、お酒を飲むとトイレが近くなるという方もいると思いますが、アルコールの利尿作用でトイレに何度も起きてしまうことで深い眠りができず、睡眠リズムが崩れるということも。
「寝酒」の習慣を続けると眠くなる効果が下がってきて酒量が増えてしまう危険性もあります。
「寝酒」として、少量のお酒を飲むことは必ずしもわるいことではありませんが、毎日の習慣にしないことが重要です。
「でも、何か飲んで寝たい…」と思っている方にオススメな、入眠のためのドリンクをご紹介します。
□カモミールティー/ペパーミントティー
どちらも安眠に効果的といわれているハーブです(子宮収縮効果があるため、妊娠中はお控えください)。
□シナモン入りホットミルク
リラックス効果のあるシナモンとミルクで良質な眠りを。
□ホットチョコレート
リラックス効果アリ。高カロリーなので飲みすぎには注意。
良質な睡眠をとるために、できることから生活スタイルを改善してみませんか?
参照:“オムロンヘルスケア株式会社ねむりラボ課”監修『1日1分で劇的に変わる!ねむりのレシピ』
文:リズム編集部