ダイエットのために走る人も多いですが、実はただフラフラと歩く「散歩」も美容や健康によいのだそうです。ダイエット、睡眠、ストレス発散など、身体によい効果のある散歩を習慣にしてみませんか?
ダイエットのためと思っても、走れば疲れが溜まりますし、腕を振って仰々しく行うウォーキングは、なんとなく楽しくないという方もいるのではないでしょうか。個人的には、「いかにもダイエットをしている」感じが、ちょっと気恥ずかしい気持ちになります。
「でも、フラフラ歩くより、一生懸命歩いたほうが痩せるんじゃないの?」と、思う方もいることでしょう。しかし実際は、気ままに散歩をしても、仰々しくウォーキングをしても、消費エネルギーに大差はないようです。20分間の散歩で消費カロリーは120kcal程度、ウォーキングで130kcal程度といわれています。つまり、フラフラ散歩をしていてもダイエット効果が得られるのです。
気ままに歩く散歩は、時間の経過を感じにくく、その結果、長距離・長時間を歩いていることがあるそうです。
敷地の広い遊園地に行った日には、「今日はすごく長距離を歩いたんじゃないか?」と思うことがあります。でも、意識しなければ、長距離を歩いたことも自覚しない人が多いでしょう。
散歩も同様。無意識のうちに長距離を歩けるので、消費カロリーが多くなります。
散歩には、他にも美容や健康にいいうれしい効果があります。
散歩をすると血行が促進され、脳の働きが活性化するといわれます。あのスティーブ・ジョブズも散歩をしながらミーティングをしていたようで、脳科学的にも散歩はとてもいいようです。
緑の中や海岸などを散歩すれば、景色にも癒され、ストレス発散になります。血行もよくなるので、重い生理痛などや冷え性などにお悩みの方にもおすすめです。
実はわたしも、毎日5〜6キロの散歩をします。自然の中を歩いていると、意外とあっという間です。気づけば体重も減り、身体のラインも引き締まってきました。なかなかダイエットが続かないという人は、気ままにフラフラと散歩してみてはいかがでしょうか。
ただ、これからの季節は紫外線対策をお忘れなく。
文:杉浦優子