気温が高い季節には、当然身体は汗を出そうとして血管が広がります。そこで今回は、血液と深くかかわる臓器、腎臓にフォーカス。きれいな血をキープするために気をつけたいことを考えてみましょう。
腎臓は血液をろ過して、老廃物や余分な塩分や水分を尿として排出する器官です。だから腎臓の働きが悪くなると、本来なら体外に排出されるべき塩分や水分が残ってしまい、血液量が増加し、血圧も上がるという悪循環に陥ってしまうのです。
そのためきれいな血が身体全体をめぐるようにするためには、腎臓が元気で普段の働きができるようにしてあげることが大切です。それなのに夏場はたくさんの汗をかいて、多くの水分を摂取するため、腎臓にも負担がかかりがちなのです。
では、そんな疲れがたまっている腎臓にエネルギーをもたらす、ストレッチ法をご紹介しましょう。足の内側部分は腎臓の経絡が流れる部分で、ここを気持ちよく伸ばすことで、腎臓にエネルギーをもたらすというものです。
仰向けに床に寝て、左足をできるところまで上げて、タオルを足裏にかけます。そのままタオルの両端を左手で持ったまま、左足を左の床の方に倒していきます。左足の膝は曲がってもOKですが、右足は床から上がらないように、背中は丸まらないようにして、そのままキープします。同様に右足側も行います。
腎臓に負担をかける食事といえば、アルコールや塩分、白い精製食品、食品添加物、白砂糖、カフェイン、精製小麦粉など。これらを毎日のように摂取していると、血管への負担が大きいため、週に何度かはそれらの食材を断つ日を設けたいものです。
白い砂糖よりも黒砂糖やきび砂糖を、精製された小麦粉よりも全粒粉を、という具合に、白い食材よりも茶色の食材を意識して摂るようにするといいでしょう。
汗をたくさんかいているのに水分を摂っていないと、血液は簡単にドロドロの状態になってしまいます。どんなときも健康で暮らすために、ここで紹介した食材やストレッチを取り入れてみてはいかがでしょうか?
文:佐藤まきこ
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