2013年にユネスコの無形文化遺産に登録され、「和食」に対する評価と人気は世界中で年々高まってきています。各国に和食レストランがオープンし、日本の食材が各国のスーパーマーケットで販売されるようになってきました。
今回は、日本らしい食材で海外でも一般的に販売されているものをピックアップ!世界の食卓に並んでいる、日本の伝統的な味を見ていきましょう。
海外でもそのまま「TOFU」で販売されているのが、大豆を原料とした豆腐。ヘルシーで低カロリーなうえに味が淡泊なため、ソースなどと組み合わせて料理のアレンジがしやすい点が人気でしょう。
絹と木綿の表示はなく、固さによって「SOFT(やわらかめ)」「FIRM(固め)」「EXTRA FIRM(とても固め)」などと分けられています。しかし、日本の絹ごしのようなやわらかいものはあまりなく、全体的に固いものが多いようです。
ハウス食品のアメリカ社ではオーガニックの豆腐も販売しており、そのバリエーションはとても豊富です。
パスタの国イタリアで大ウケしているのが、乾燥しらたき。水でもどすと、日本のスーパーで売られている糸こんにゃくになるもので、これが日本らしい「ZENパスタ」という名前になって販売されています。
“パスタ”とネーミングされている通り、小麦粉で作られたパスタの代わりにこれを使えば、カロリーを大幅に抑えてダイエットできると好評のようです。
和食を作るときに欠かせない調味料がしょうゆ。英語ではSOY SAUCE(ソイソース)と呼ばれ、キッコーマンのウェブサイトによると世界100か国以上でしょうゆが販売されているそう。ヘルシー志向の消費者に合わせて減塩タイプも「Less Salt」のパッケージで販売されています。
欧米などの方でも比較的味になじみやすいと思われるのが、日本の照り焼きソース。甘じょっぱい日本の照り焼きソースは、肉や魚など何にでも合わせやすいためとても人気が高く、「TERIYAKI」の名前のまま販売されています。
ベーシックな照り焼きソースから、にんにく味、蜂蜜やパイナップルがミックスされたものなど、さまざまなバリエーションがあります。
日本と同じように生の魚を刺身で食べる習慣がある国なら、しょうゆにわさびをといて食べますが、そうでない国でも肉のソースやピザソースなどに使われているのが、WASABI。ただし、高級な本物のわさびが出回っていることはほとんどなく、チューブタイプか粉わさびを使用している場合が多いよう。
海外に行くと日本でなじみのある食材やお菓子などが、意外な形で売られていて驚くことがあります。ここで紹介したもの以外でも、数年後にはどこかの国で大ブームになっているものがあるかもしれませんね。
文:佐藤まきこ
“関連特集:
Rhythm内の「ダイエットメニュー」に関する、記事はこちらから”