イベント続きで「体調がなんだかいまひとつ…」と感じていませんか?
過剰な飲食や多忙な日々は、知らない間に身体に負担をかけています。そのツケが回って来るのが、ちょうど今の季節。さらに、一年の中でも最も厳しくなる寒さが、追い打ちをかけていきます。
だから今の季節に食べるべきなのは、消化しやすく栄養が満点で、しかも冷えた身体を中から温めてくれるメニュー。そんな身体にやさしい和食をフィーチャーします。
野菜や豆腐が主役で、だしをベースとしたシンプルな寄せ鍋は、疲れた身体に最適。肉や魚介は少なめにし、ネギや春菊などの野菜や、きのこをたくさん食べるようにしましょう。どれも消化によい食材で、身体も温まるはずです。
ただし、鍋は自分がどれだけの量を食べたか、わからなくなってしまうのが難点。食べ過ぎては元も子もありませんから、くれぐれも腹八分目で終わらせるように。
カロリーが比較的低く、ヘルシーな冬の和食メニューといえば、おでん。じっくりだしで煮込んでいる分、子どもでも野菜をたくさん食べることができます。こんにゃくやしらたきは、カロリーも低い上に食物繊維が豊富なので、身体の老廃物を排出してくれる効果が期待できます。
ただ、がんもどきや厚揚げ、餅を油揚げで包んだ餅きんちゃくなど、一度油で揚げている食材については、知らないうちに油も摂取することになるので、控えめにしましょう。
日本が長寿国になった理由のひとつに、味噌汁を飲む食習慣があるといわれるほど、日本人の健康に欠かせない食べ物が味噌汁です。発酵食品である味噌を摂取することで、身体に植物性乳酸菌を取り入れ、また栄養豊富な野菜や海草なども同時に食べることができます。
身体が疲れていると感じたら、ごぼうや大根、里芋などの根菜類をたっぷり入れた、具だくさんの味噌汁がおすすめ。日本人の体調を整えるには、やっぱり和食。ほっと心も落ち着ける味を、ぜひいただいて体調を整えましょう。
文:佐藤まきこ
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