ヘアサロンで体感するようなサラサラの髪をいつまでも持続させたい!でも、現実は紫外線によるダメージで、髪だけでなく頭皮にも影響が…。
特に、頭皮のトラブルが多い夏は、それらのケアに悩まされる方も多いのではないでしょうか。夏の頭皮トラブルの原因と解決方法を、日華化学の化粧品部門として美容室向けのヘアコスメを製造販売している「デミ コスメティクス」の広報担当に伺いました。
夏は皮脂分泌が過剰になりやすい季節。毛穴が詰まることで髪の成長を妨げてしまいます。さらに深刻化すると、髪がやせて脱毛の原因にも!正しいシャンプーで毛穴の詰まりをしっかりと取り除くことが大切です。
汗や皮脂量の増加にともない、頭皮に菌が繁殖しやすくなります。頭皮の環境が乱れると、ターンオーバーの周期も不調となりやすく、角質が一枚ずつ剥がれにくくなります。剥がれる角質が大きくなることで、フケが目立つことになります。夏は「頭皮を清潔に保つ」ことを心がけましょう。
頭皮を清潔に保つためにはシャンプーが最適ですが、洗髪後、すぐに頭皮がベタつく場合があります。ベタつきを改善しようと洗浄力の高いシャンプーを求めがちですが、これがさらにベタつきの原因となることも…!
それは、皮脂を過剰に取り除くことに身体が反応し、逆にそれ以上の皮脂を分泌するようになってしまうからです。ですから、自分の肌に合う洗浄成分が配合されたシャンプーで洗うようにすることがベストです。
赤みの原因は、「紫外線を浴びる」「汗をかいて放置する」「シャンプーのしすぎ」など、日常生活に溢れています。
それらがきっかけとなり、頭皮にフケやかゆみが出始め、やがて炎症を起こすようになることがあります。特に、赤みを伴う炎症は頭皮にとって最も危険な状態といえます。
睡眠不足や食生活の乱れでも赤みが出ることがあるので、心当たりのある方は改めて自分の生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか。
マッサージしながら洗うことで、頭皮の血流が促進され、必要な栄養が行きわたりやすくなります。
すすぎの際は根元にしっかりと指を入れ、頭皮をすすぐことが大事です。特に耳の後ろや生え際をたっぷりのお湯ですすぎ、すすぎ残しがないようにしましょう。
髪が乾いていても、頭皮が湿っていると細菌が繁殖しやすくなります。髪を乾かす際、根元に指を入れながら頭皮に風をあてるように乾かしましょう。サラサラの髪をキープするためには、その土台となる頭皮のケアをきちんとすること。暑くておろそかになりがちですが、毎日お手入れしましょう。
文:izumi