アジア最大級の食品・飲料専門展示会「FOODEX JAPAN」が今年も幕張メッセで開催。世界各国からバイヤーが集まる食の祭典では、地元に密着したものから国の伝統食、最新のものまで多種多様な「食」の情報が満載。たった1日で世界中の食を体感することができる、業界でも注目度の高いエキシビションです。
その中でもここ数年勢いを増しているのが「美」と「健康」をテーマにした食材。今回はFOODEXでも様々なメーカーが打ち出していた、日本の伝統食「お米」を使った美活グルメを紹介します。
炭水化物だからダイエットのためにお米を食べない…というイメージを持たれていますが、実はビタミンB群やミネラル、食物繊維がバランスよく含まれた健康食。日本人の主食として昔から親しまれています。このお米の成分に注目が集まり、近年では様々な形でお米の魅力が発信されています。
ストレス社会といわれている現代。そのストレスを和らげてくれるGABA(アミノ酸)が含まれたGABA米のパスタを発見。お米が作るアミノ酸だから一粒一粒が高品質で栄養がたっぷり。もっちりとした食感でおいしく食べることができる一品です。
国産米粉で作ったサクサクのもなかクッキー「泡乃実」。メレンゲをたっぷり加えた米粉クッキーは泡のようなさっくりとした口当たり。
隠し味に醤油を効かせて風味豊かに仕上げています。腹持ちがよくヘルシーで、おやつにピッタリです。
米油とは米ぬかから抽出されたオイル。ビタミンEが豊富に含まれているということで、最近では美容業界でも注目されています。特に、米油に含まれている「トコトリエノール」(別名:スーパービタミンE)の抗酸化力は通常のビタミンEに比べて40〜50倍の強さ。
そして「ガンマ・オリザノール」は血中コレステロールを低下させる効果があるといわれています。また、調理に使うだけでなく、髪の毛や肌に塗ってスキンケアとして使う…という人もいるほど人気なのです。
巷では豆乳やアーモンドミルクなどの植物由来ミルクが話題ですが、FOODEXでは「米乳」という新ジャンルのドリンクが市場にお目見え。
そのまま冷やして飲むことはもちろん、ソーダや日本酒で割ってみる、スイーツや料理の隠し味に使ってみるなど、使い方次第で料理の幅も広がりそうです。使用しているお米は山梨県の特Aブランド米「梨北米」。健康志向を意識した日本人になじむやさしい味わいです。
知っているようで知らない、美容と健康に密接しているお米の力はまだまだ未知数。とはいえ、日本が誇る、伝統食が持つ栄養価の高さには今後も期待が高まりそうです。米粉を使ったレシピもインターネットでよく見かけるようになりました。
気になる方は一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
文・写真提供:izumi