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最初に揃えるべきキャンプギアとは!?【アウトドアマスター・板谷俊明 Vol.3】

最初に揃えるべきキャンプギアとは!?【アウトドアマスター・板谷俊明 Vol.3】

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最初に揃えるべきキャンプギアとは!?【アウトドアマスター・板谷俊明 Vol.3】

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大手広告代理店などを経て独立後、マーケティングコンサルティング会社「レヴォレーター」の代表取締役となった板谷俊明さん。

現在は「OUTDOOR for EVERYONE!」をテーマに、ハードルを低くすることでアウトドアを多くの人々に楽しんでもらうための活動を積極的に行っている。情報サイト「PAPA PRESENTS」を核にして、アウトドアの基本が学べるサイト「ソナエル.tv」や、アウトドアを通じて子育てをする「ソトイク.jp」、日本最大級のキャンピングカーレンタルサイト「CAMP IN CAR」なども展開するアウトドアマスターである板谷さんに、アウトドアやキャンプの魅力などについてのお話や、初心者がキャンプを楽しむためのアドバイスなどを伺いました。

第3回は、アウトドア講座として、初心者がキャンプを始める時に最初に揃えるべきギア(道具)についてアドバイスしていただきます。


画像出典:ソトイク.jp

テントは最後に買い揃えるもの

——キャンプを始めてみたいという人はたくさんいると思いますが、経験がないと、何から揃えていけばいいのか、わかりません。アウトドア講座などでは、どういったアドバイスをされているのでしょうか?

アウトドアの基本が学べる動画サイト「ソナエル.tv」などでも紹介していますが、アウトドア経験のない人たちがキャンプを始めようと思い立ったら、「キャンプといえばテント!」となります。それで、だいたいがホームセンターなどに行って、そこに売っているテントを買うわけです。

テントというのは、キャンプギアのなかでは大物中の大物ですし、値段もけっこうします。私がよく言っているのは、「テントは最後に買い揃えるものだ」ということです。 これからキャンプを始めるぞと思っても、その後、何回行くのかわかりません。さらに、雨が降ってしまうと、テントはグチャグチャになってしまう。キャンプ後、ちゃんと汚れを取って乾かさないといけないので、手入れがけっこう大変です。

結局、1回キャンプに行っただけで、翌年、また行こうかと1年ぶりにテントを使おうとしたら、あちこちカビてしまって使えなくなっていた、なんていうのは、よくある話です。

テントを買ったことが重荷になってしまって、「あんな高いテント買っちゃって、結局、ぜんぜん使ってないじゃないのよ!」などと、夫婦ゲンカのタネになってしまうことも(笑)。ですから、まず、最初に言っておきたいのは、テントは最後に買うものだということ。どこのキャンプ場でもテントはレンタルできますから、最初はそれで充分だと思います。

雨風、寒さから守るウェアはどうすればいい?

——雨風や寒さから身を守るためのウェアなども、どういうのを買うのがいいか迷いがちですが、選び方のポイントなどはありますか?

寒い時期のキャンプをする時に最低限、用意しておいたほうがいいと言えるのは、ゴアテックス素材のジャケットですね。ゴアテックスは雨は通さないけれど、水蒸気を逃す素材なので、年間を通して使えるからオススメです。

なぜ、ゴアテックスの防水性の高いジャケットをまずオススメするのかと言いますと、これさえあれば、寒さに関してはハイネックのシャツやフリースなどのインナーウェアで調整ができるからです。 薄手のインナーダウンジャケットを重ね着しておけば、冬山でスキーをする時でも大丈夫です。ゴアテックスのジャケットさえケチらないで用意しておけば、インナーは高価なものでなくてもいいと思います。

ただ、ゴアテックスでも、安いものだとすぐに水を弾かなくなってしまうこともあります。そういう意味では、少々、値が張ってもそれなりの機能を備えたウェアを買ったほうが長もちしますし、キャンプ以外でも使えるので、お得だと思います。どういうメーカーのものにするのがいいかというと、やはり、アウトドア専門メーカーのものでしょう。アウトドア専門ショップで店員さんに聞いて選ぶといいと思います。

最初に揃えるべきキャンプギアとは

——キャンプギアとして、まず最初に揃えるべきものといえば、何でしょうか?

やはり、周りを照らすライトですね。アウトドアと家の中との決定的な違いは、明かりがないということ。暗くなってから周りを照らしてくれる明かりは大事ですから、まず最初に準備をしていただきたいと思います。

揃えるべき明かりは3種類あります。周囲を照らすためのライトと、テントの中に持って入ることのできるライト、それぞれの手元を照らすライトです。初心者のうちは、電池で灯るLEDライトがオススメですね。テントの中は電池で灯るライトしか使えないので、大きめのLEDのランタンは必ずひとつ、用意したほうがいいでしょう。

アウトドアを経験していくうちに、本格的なランタンが欲しいということになってきたら、気に入ったものを購入するのもいいでしょう。日本ではホワイトガソリンを使うランタンが主流ですが、ホワイトガソリンは、アウトドア専門店でなければなかなか入手できません。そこで、どこでも手に入る灯油を使ったオイルランタンがオススメです。ホワイトガソリン使用のランタンほどパワフルな明かりではありませんが、ゆらゆらと揺れる柔らかな明かりがムーディーな夜を演出してくれます。

また、普通の灯油よりは高価になってしまいますが、虫が嫌いなユーカリ成分が入ったレインボーオイルというものがあります。明かりを灯すと同時に虫よけにもなるというスグレモノなので、オススメです。

私が今、気に入っているのは、ドイツのメーカー、ペトロマックスのオイルランタンです。アウトドアにどんどんハマっていくなかで、いろいろ調べながら、自分なりにこだわったお気に入りのランタンを見つけるというのも、けっこう楽しいと思います。


板谷さんオススメの「ペトロマックス」のオイルランタン

意外と重視したほうがいい、オススメのイスとは!?

——明かりの次に準備したほうがいいキャンプギアといえば、何でしょうか?

ズバリ、イスですね。アウトドアでくつろぐためには、イスは意外に重要なアイテムなんです。私も最初は、よくホームセンターで安売りしている某アウトドアメーカーのイスを使っていましたが、何度壊したことか(笑)。やはり、身体を預ける大切な道具なので、少々値が張っても良いものを選んだほうがいいと思います。

いろいろ試してきたなかで、私がオススメしたいのは、「Helinox(ヘリノックス)」というブランドのイスです。充分な強度と柔軟性を持った超軽量アルミニウムポールを採用しているので、壊れることもないし、座り心地も最高です。しかも、普通のイスより超コンパクトに折りたためるので、持ち運びにも便利です。

ヘリノックスのイスは、フジロックなどの野外音楽フェスによく行く人たちの間で火がついたようですね。クルマではなく電車などで行くので、コンパクトに収まって、しかもカバンの中に入ってしまうサイズになるというのが人気の秘密です。これを超えるアウトドア用のイスって出てこないんじゃないかと思うほど、私は惚れ込んでいます。

キャンプの時だけではなく、子どもの運動会ですとか、ちょっと近くの公園でピクニックするといった時にも大活躍しますから、最初からイスはコンパクトに収まるいいモノを買い揃えておくといいと思います。


キャンプ以外でも活躍する、軽量コンパクトで丈夫なヘリノックスのイス

火起こしに重要なトーチバーナー

——キャンプにおいて、火起こしは重要だと思いますが、最初にどういったものを揃えるのがいいのでしょうか?

たしかに火の扱いは重要ですね。なかでも、たき火は、キャンプの楽しみのなかでもメインといえるものです。それだけに、火を起こすためのキャンプギアも重要です。

たき火のことを考えると、たき火台をどうするのかということになりますが、たき火はエンターテインメントの範疇になりますし、多くのキャンプ場でたき火ができる場所が決まっていたり、たき火台をレンタルできることも多いでしょう。そう考えると、たき火台も、最初はレンタルで済ませておいて、いろいろと試してみるなかで好みのたき火台を選んで購入するほうがいいと思います。

それよりも、まずは、ご飯を作ったり、お湯を沸かしたりしないといけないので、そのための調理器具をどうするのかということを考えるべきです。そこでオススメしたいのは、トーチバーナーの3点セットです。

私はプリムスというメーカーの3点セットを使っているのですが、火起こしをする時のトーチだけでなく、別のパーツを取り付ければバーナーになって調理もできますし、ガスのランタンにもなります。ガスボンベはだいたい、どこのキャンプ場でも販売されているので、まずはこういった、3つの用途に使えるセットを用意するのがいいと思います。

キャンプギアはレンタルから始めて、買い揃える

——雨風や寒さから身を守るウェアのほかに、明かり、イス、火起こしの4つをまず、揃えるところから始めるのがいいということですね。

重ねて言いますが、キャンプにどのくらいの頻度で行くのかもよくわからない段階だと、初期投資が多くなるテントのようなものや手入れが大変なものは、なるべくレンタルで済ませておいて、ある程度、ハマったなと思ったところで、自分の好みのキャンプギアを揃えていくようにするのが一番、ムダがなくていいと思います。

これまでに挙げた明かりやイス、ウェア、火起こしのギアなどは、災害時にも役立つものばかりですから、シッカリとした機能のものを買い揃えていく。それ以外のものは徐々にレンタルから切り替えていって買い揃えていくというのが一番いいと思いますね。

取材・文 : 國尾一樹
画像提供 : ソトイク.jp / PAPA PRESENTS

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