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プロが伝授! コミュニケーション力をアップさせるコツとは⁉︎【魚住りえさんインタビュー前編】

プロが伝授! コミュニケーション力をアップさせるコツとは⁉︎【魚住りえさんインタビュー前編】

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プロが伝授! コミュニケーション力をアップさせるコツとは⁉︎【魚住りえさんインタビュー前編】

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健やかな日常生活、そして円滑な人間関係を築くうえで不可欠な「コミュニケーション力」。とはいえ、「イマイチ私には足りていない」「初対面の人を前にすると身構えてしまう」など、多くの人がコミュニケーションにおけるさまざまな悩みを抱えています。

今回はフリーアナウンサーのみならずボイス・スピーチデザイナーとしても活躍する魚住りえさんにインタビュー。コミュニケーション力をアップさせるコツを伺いました。インタビュー後編では、美容や健康にも効くとされる簡単なエクササイズもご紹介します。

魚住りえ(うおずみ・りえ)
フリーアナウンサー。ボイス・スピーチデザイナー。1995年日本テレビにアナウンサーとして入社。報道・バラエティ・情報番組など幅広いジャンルで活躍。2004年の独立後はフリーアナウンサーとしてだけでなく、25年にわたるアナウンスメント技術を活かした「魚住式スピーチメソッド」を確立し、ボイス・スピーチデザイナーとしても活動。著書に『たった1日で声まで良くなる話し方の教科書』『たった1分で会話が弾み、印象まで良くなる聞く力の教科書』(いずれも東洋経済新報社)など。

コミュニケーションがうまくいかない原因は「聞き方」にあった!

——魚住さんご自身は、昔からコミュニケーションに自信があったのですか?

いえ、全くそんなことはありませんでした。人見知りですし、人前で話すのも得意ではなくて。アナウンサーを目指したのは朗読が好きだったから。アナウンサーの仕事とは、原稿を読んだり実況をしたりなど一方的にしゃべることだと思っていたんです。

ですが、日本テレビ入社後は、インタビューや司会者のアシスタントといった仕事もあり、上手にコミュニケーションを取れないと取材相手や共演者の皆さんといい関係が築けませんし、仕事も回っていかない。それはもう数々の失敗を経て、徐々に技術を身に付けていった感じですね。

——現代はコミュニケーションについて悩む人がとても多いですよね。うまくいかない一番の原因は、何だと思われますか?

「話ベタだから」と思われる方が多いのですが、実は「話し方」ではなく、「聞き方」の問題であることがほとんどです。人間には、「自分を認めてほしい」という承認欲求がありますが、「仲良くなりたい」「気持ちよく過ごしてほしい」と思う相手に対しては、承認欲求を満たすことが大事。そのためには、相手の話をきちんと聞くことが一番なんです。

相手の話を聞いて、共感する。相手の話を聞いて「それは違う」と思ってもすぐに遮ったり否定したりせず、まずは相手の話をすべて聞いて受け入れることが必要です。また「相手の話を聞く7:自分が話す3」の割合で会話をするのがベストです。

——会話が弾まない原因は、「聞き方」にあると。

自分だけが一方的に話したり、相手の話に興味がもてなかったりという状況では、いい聞き方ができているとはいえません。相手の話を聞くと、さまざまな知識や情報を得られますよね。どんな本を読むよりも人と会って話すほうが、ずっと学びが多いんです。本を出している私が言うのもナンですが(笑)。

どんな人からも学ぶところがあります。おとなしくて地味に見える人でも、話していくうちに必ず「へえ~」「知らなかった!」という情報が得られるんですよね。しょせん自分ひとりの世界なんて小さくて狭いもの。「自分は無知なんだ」という姿勢でいると、好奇心をもって相手の話を聞けますし、どんどん続きを聞きたくなるので会話も盛り上がります。

「好奇心」こそ会話の潤滑油

——不愛想だったり無口だったりという人から言葉を引き出すのは、難しくないですか?

そういうときは、相手の話すリズムに合わせるといいですよ。低い声でゆっくり話す相手には、自分も早口にならないよう落ち着いて話す。そこに気をつけるだけで、呼吸が合ってくるんです。すると相手にも「この人は自分と近い人間だ」「自分に合わせてくれる」という思いが芽生え、警戒心が解けて徐々にしゃべってくれるようになるものです。

あとは、最初に「今日はお会いできてうれしいです」といった気持ちを伝えると、相手の緊張感がほぐれますね。

——確かにそう言われると、うれしいですよね。ほかに、聞き方のポイントはありますか?

あいづちは声に出さずに、にこやかにうなずくだけでいいんです。変に「はいはいはい」「ええ、ええ」と声に出すと、相手は急かされている気がしたり、「あなたの話はオチが見えている」と言われているような気分になったりしてしまいます。

相手の話をにこやかにうなずきながら黙って聞き、1エピソード話し終わったタイミングで「へえ」「なるほど」といったあいづちを声に出す。できればその後に、感想そして質問を続けられるといいですね。「なるほど、初めて知りました。具体的にはどうすればいいんですか?」といった具合です。すると、ただのあいづちではなく、きちんとした「リアクション」になります。


——コミュニケーションに悩む人のなかには、「このリアクションで正しいのかな?」「相手は私と話していてつまらなくないかな?」といった自意識に縛られているケースも多いと思うのですが?

好奇心をもって相手の話が聞けていれば、小さいことは気にする必要はありません。「楽しい」「うれしい」と感じながら会話をしている様子は自然と相手に伝わりますし、その姿は相手にとっても喜ばしいことですから、それだけで場の空気は温まります。

それに、会話は流れていくもの。少々リアクションや質問がおかしかろうが、いかようにもリカバーできます。私なんてどれほど失敗を重ねてきたか……。 「魚住は仕事ができない」と週刊誌で叩かれたこともありますからね(苦笑)。

でも、そういった失敗はすべて成功の素になっていますから。小さいことを気にせずトライを続けることで、コミュニケーション力はどんどん磨かれていきますよ。

後編に続く)

撮影・ジェニー鈴木
文・細井秀美

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