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ラクロスに没頭した大学時代。4年間のさまざまな経験が、今の私の礎に。【村松圭子さんインタビュー前編】

ラクロスに没頭した大学時代。4年間のさまざまな経験が、今の私の礎に。【村松圭子さんインタビュー前編】

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ラクロスに没頭した大学時代。4年間のさまざまな経験が、今の私の礎に。【村松圭子さんインタビュー前編】

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村松圭子さんは、ラクロスの元日本女子代表選手。大学で始めて、たった4年間で、日本のトップ選手に上り詰めたつわものです。一方で、4年生のときには、部員75人からなるチームを率いるリーダーとしても活躍。そんな密度の濃い大学時代の4年間は、今の彼女につながる大きな原点だと語ります。一体、どんな大学生活を送られていたのでしょうか。当時を振り返ってお話いただきました。

村松 圭子(むらまつ・けいこ)
Bloom Life 代表
リーダーシップ&エグゼクティブコーチ
システム・コーチ
二児を出産した後、2013年にコーチング資格を取得。同年に「Bloom Life」を立ち上げ、リーダーシップ&エグゼクティブコーチ、システム・コーチとして、個人や組織の可能性を最大限に引き出すサポートを行う。 一方、大学で始めたラクロスにおいても、数々の実績を残す。2005年ワールドカップに日本代表選手として参加、世界5位獲得。2011年アジアパシフィック大会香港代表監督として出場。2013年ワールドカップに香港代表選手として参加。現在U19女子日本代表ゼネラルマネージャーも務める。

日本一を目指し、女子を忘れて!? ラクロスに全力投球

―村松さんにまずお聞きしたいのは、ラクロスのお話です。大学に入ってから始められたのですよね。どんなきっかけだったのですか。

大学に入る前は、小中高とバスケットボールをやっていました。高校生のとき、親の転勤でカナダのバンクーバーに移り住んだのですが、現地の選抜選手に選ばれ、その後調子にのって、州選抜のトライアウトを受けたのです。当時の私にとっては唯一自信のあるバスケ。でもやっぱり、ぜんぜん敵わない世界で。そこで初めて、現実、限界、というものを目の当たりにしました。それで、大学では違うスポーツをやってみてもいいかな、という気になったんです。

日本に戻って、慶応義塾大学に入学して、4年間ここで何をやろうかと考えた末に選んだのがラクロスでした。その理由は、バスケ同様チームスポーツであり、初心者でも日本一になれる可能性のあるスポーツだと思ったからです。せっかくやるなら、トップを目指したいと思いました。

―まったくの初心者からトップを目指す。その意気込みがすごいですね。大学生活は、やはりラクロス中心の日々だったのですか。

そうですね。ラクロス漬けの毎日でした。ゼミにも入らず、最低でも週5で練習していました。朝7時から多摩川の河川敷で泥まみれになって練習し、駅のトイレで着替えて大学へ。そして授業中、大教室の私の机の上には、いつもプロテインドリンクが鎮座していました。側を通り行く男子学生たちは、私のことを二度見していましたね。今思えば、女子大生なんだから、もう少しレディに過ごしていればよかったなと(笑)。

また、自分のパフォーマンス向上のために、部での練習以外に、個人的にパーソナルトレーナーをつけてトレーニングもしていました。当時はまだそこまでやる人はあまりいなかったので、クレイジーに思われていましたね。当時、「趣味は?」と聞かれたら、「身体とのコミュニケーション」って答えていましたし(笑)。

でも、身体の仕組みとラクロスの動きの特徴をきちんと分析したトレーニングは、しっかり効果を出してくれました。身体っておもしろいな、筋トレって大事だなと思いましたね。おかげで、4年間、ケガをすることはなかったです。

―村松さんは、なんでもとことん突き詰めて追求するタイプなんですね。

好きなことは…です。
相手チームをデータで分析したりっていうのは、もちろん大事なことなんですが、そういうのは私はあまり好きじゃない。誰か結果を教えて…みたいな。(笑)

キャプテンとして、チーム作りにも貢献

―そして2005年、大学4年生のときに、村松さんは日本代表選手として、ワールドカップに参加されたそうですね。有言実行!すばらしい!

でも、私はそれだけで終わりたくなかったんです。

4年生のとき、キャプテンを務めていたのですが、自分が伸びること以上に、強いチーム作りに興味をもっていました。

当時、部員は75人いたのですが、その中で試合に出られるのは20人。でも、残り55人も含め、みんなで同じ目標に向かって頑張りたかった。いかにしてそんなチームを作っていくか、こういう仕組みにしたらいいんじゃないか、1年生や怪我をしている人には、キャプテン自ら積極的に声かけしたらいいんじゃないか、強い組織ってどういうものなんだろう、どうしたら作れるんだろうと、いろいろ考えていましたね。

―自身がトップ選手でありながら、そこまでのことをやるのは、大変だったんじゃないでしょうか。

すごく苦しかったですね。みんなが同じ意見じゃないし、全員女子だから、嫉妬や誤解なんかもあったりして。

75人という大人数を動かすにも、合理的だけではだめで、丁寧に伝えることが大事なんですよね。また、一人ひとりが主体的になるには、それぞれが役割を持つことも必要。ですから、斑に分けたファミリー制度をつくり、みんながお互いを見るという仕組みをつくったりもしました。

ラクロスの世界は、歴史が浅い分、なんでも自分たちで作っていく文化がありました。逆にいえば、なんでも自分たち次第で形にできる。本当に大変でしたが、この大学時代の経験は、今につながる糧であり、原点。ここに、全部が詰まっていましたね。


好きなことにとことん追求することの大切さ、そうして得られるものの大きさなどを、村松さんのお話から、改めて知ることができました。
後編では、現在の村松さんにクローズアップし、コーチングというお仕事についてや、忙しい毎日の中での心と身体との向き合い方について、お話をうかがいます。

写真:中村年孝
取材・文:鈴木友紀

『自分らしく生きることの大切さを体言していきたい。だからこれからも、私のキーワードはアクティブ!【村松圭子さんインタビュー後編】』に続く )

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