お正月休みが終わりいつもの生活に戻ると、気のゆるみから体調を崩すこともあります。北風が身に染みて背筋がゾクッとする寒さ、体温が低くなると食欲もなくなり、気力の低下、免疫力も下がってきます。
大切なのは体温の維持です。温かくなる食べ物や飲み物を毎日しっかり取って身体を守ってください。
一人当たりの紅茶の消費量が年間2.1kgと世界でトップと言われているアイルランドは、雪こそ少ないものの海からの風が強く厳寒の地です。身体を温める最良の方法は、温かい紅茶を日に何度も飲むこと。世界一おいしいと言われる牛乳をたっぷり入れ、ティーウィズミルクとバターブレッドをかじりながら寒さから身を守ります。
白茶、黄茶、緑茶、青茶、紅茶、黒茶、花茶と中国には7種類ものお茶があります。中でも酸化発酵をしている紅茶と黒茶は身体を温めることで知られています。
その理由はやはり、酸化発酵の時に生じる赤や褐色を呈するポリフェノールの力です。反対に身体を冷やすを言われているのは緑茶です。また意外にもコーヒーも冷やす飲料です。カフェインによる利尿作用で体温を下げるのです。
紅茶にもカフェインが含まれていますが、それを上回る効果を発揮して身体を温めるのが紅茶のポリフェノールです。
熱い紅茶はより温まると思いがちですが、入れたての紅茶の温度は80℃以上もあり、口をつけることはできません。65℃でも火傷をする危険があります。意外にも少しぬるめの55~58℃くらいで飲むと紅茶が甘く、優しく、おいしく味わえます。このくらいの温度でも十分に身体を温める効果はあります。
黒糖は身体を温める食品です。甘い紅茶は元気が出るので黒糖を入れ、豆乳を使ったミルクティーを紹介しましょう。
紅茶(ルフナ) 6g
熱湯 200ml
豆乳 150ml
黒糖 適量
1) ティーポットにルフナを入れ、熱湯を注ぎ2~3分蒸らす