食べることは生きていくうえで重要なことです。日常の中で何気なく摂取している食事ですが、食材のなかには体を冷やしてしまう食べ物もあります。
体が冷えると血液の流れが悪くなり、冷え性などの原因になる可能性もあるのです。冷え性は手足が冷たくなるばかりではなく、冷えが原因で体調不良や病気などに繋がることもあります。
今回は冷え性の改善に効果的な食べ物を5種類や、また体を温める香辛料も紹介するのでぜひ参考にしてみてください。
冷え性は主に手足の血流が悪くなりますが、冷えるだけではなく免疫力も低下するので、風邪をひきやすくなったり体調不良などの原因にもなります。
食材には野菜や果物、肉類など多くの種類がありますが、なかには体を冷やしてしまう食べ物もあるので気をつけましょう。ここでは体が温まる食べ物を挙げていくので、参考にしてみてください。
長ねぎにはアリシンと呼ばれる成分が配合されているので、血流を促し体を温めてくれます。また殺菌作用で風邪の回復に役立ったり、ビタミンB1を含む豚肉などの食材と合わせることで疲労回復にも繋がるので効果的です。
玉ねぎには血液の流れを改善する働きや体の代謝を高める作用があります。なので血液の流れを促進してくれるで、冷え性を和らげてくれるでしょう。
また玉ねぎには血液の流れを促す成分のほか、エネルギーの代謝を高めるビタミンB群も含まれているので体温を保ってくれます。体温が保たれることで冷えを防いでくれるのでおすすめです。
人参にはビタミンAやビタミンEなどの栄養素が含まれてます。ビタミンAは血液を作る作用に働きかけ、ビタミンEは血流を良くしてくれる効果があるので、体を温める効果が期待できるでしょう。
かぼちゃにはビタミンB1・B2、ビタミンC、ビタミンEなど、豊富なビタミン類のほかにも、食物繊維やカルシウム、ナトリウムなど豊富な栄養素が含まれています。
かぼちゃには冷え性に効果的なビタミンEが含まれ、末梢の血管を拡張させることで血流が良くなり冷え性を和らげてくれるでしょう。
ごぼうに含まれるイヌリンの成分は、体内の老廃物をスムーズに排泄して血流を促してくれます。血流が良くなることで手足の末梢まで血液が流れるので、冷え性の改善に効果が期待できるでしょう。
体を温める食べ物は冷え性に効果的ですが、調理するときに使用するスパイスや香辛料などを工夫することで、血液の循環がさらに良くなり冷えた体を早く温めてくれます。
ここで紹介するスパイス類を使用して調理を工夫してみましょう。
生姜は体を温めてくれる代表的な調味料です。生姜にはショウガオールと呼ばれる成分が含まれており、発汗作用や内臓の働きを高めることによって体を温めてくれます。
唐辛子にはカプサイシンと呼ばれる成分が含まれており、カプサイシンには脂肪燃焼効果や発汗作用があるので汗が出て体を温めてくれます。また末梢血管の血流を促進して体を温めてくれる効果もあるので、体を温める食材に混ぜて食べれば二重の効果が得られるでしょう。
にんにくには末梢の血管を広げる作用があり、手足の先まで血液が流れるように働きかけます。血圧なども上がり、代謝が良くなる効果も期待できるでしょう。またにんにくは冷え性を改善するだけではなく、滋養強壮や免疫力を高めてくれるなどさまざまな効果が得られるのでおすすめです。
味噌には代謝を高める作用があり体温を上げてくれます。味噌は体温調節に関わるだけではなく、消化を促したり、整腸作用、脳を活性化させて老化を防止する作用などの効果もあるのです。冷え性に効果的な根菜類と一緒に食べるとより高い効果が得られるでしょう。
冷え性を改善する食べ物5選を紹介しました。私たちが食べている食べ物のなかには体を冷やしてしまう食べ物があるので、冷え性の方は体を温める効果のある野菜や調味料・香辛料などを使用して体の内から冷え性を改善しましょう。