こんにちは、理学療法士の今井俊太です。今回は基礎代謝” target=”_blank”>基礎代謝もアップしてくれる鼻呼吸に関して、より良い方法をお伝えします。当たり前のように私たち人間は鼻呼吸をしていますが、実は奥が深いんです。
深呼吸のやり方として、鼻から呼吸するように教えられたことがあるかと思います。“口からのほうが、一度にたくさんの空気を吸い込めるのになぜ?”と疑問に思ったかたもいるのではないでしょうか?
実はきちんとした意味があるのですが、その意味を説明するためには、すごーくさかのぼってお話しする必要があります。
昔々、そのまた昔、私たち生物はみな海の中で暮らしていました。最初はプランクトンのような小さな生物でしたが、徐々に環境に適応するため、それぞれの進化を遂げると共に、生物の一部はその舞台をいよいよ陸地への生活へとシフトしていきます。
この時、陸上生物はえら呼吸から肺呼吸へと、呼吸の形態を変化させることになります。実は、私たちの呼吸器官は鼻であり、口は消化器に分類されています。空気中にあるさまざまなホコリ、チリなどを体内に侵入させないために、鼻の中は毛や粘膜で覆われています。しかし、口の中には毛がありません。
そういった身体の特徴から見ても、鼻は呼吸に適した器官であるといえます。
では、鼻呼吸を行ってみましょう。最初は鼻から多くの空気を吸い込むコツがつかめず、息苦しさを感じる人もいると思いますが、やり方を覚えると快適になります。
まず鼻から大きく息を吸い込んで、胸になるべく多くの空気を入れるようにします。目一杯、胸に空気を入れたのちにお腹にも空気を入れます。これだけで、普段の2倍近くは呼吸できていることになります。
続いて息を吐きますが、いっぺんにではなく、少しずつ鼻から息を吐きます。洟(はな)をかむ時のように、鼻から息を吐いてみましょう。
気道をすこし締めることにより、空気を少しずつ出すことができます。「スー」とか「ズズー」とか「ゴー」とか喉の奥が鳴るくらいがちょうどいいでしょう。10回程度繰り返すと気持ち良く呼吸できるようになりますよ。
文:リズムアンバサダー 今井俊太
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