こんにちは、理学療法士の今井俊太です。以前、基礎代謝に関する記事を書きましたが、「基礎代謝を高めるストレッチの方法をもっと知りたい!」というご要望をいただきましたので、できる限りたくさんの方法をお伝えしようと思います。
以前、<<基礎代謝アップに内臓を動かそう!おすすめ肝臓ストレッチ>>の記事で、筋肉よりもむしろ内臓の基礎代謝率のほうが高い、という見解もあることをお伝えしました。
参考までに以下をご覧ください。
• 肝臓:27%
• 脳:19%
• 筋肉:18%
• 腎臓:10%
• 心臓:7%
• その他:19%
(引用文献:FAO/WHO/UNU合同特別専門委員会報告,1989年)
しかし、やはり基礎代謝を高めるためには筋肉の働きは必須で、特にインナーマッスルと呼ばれる筋肉はとても大切な筋肉です。
筋肉は医学的に、いろいろな分野に分けることができ、分けかたの種類も沢山あります。その一つが、インナーマッスルとアウターマッスルという分け方です。簡単に説明すると、ジムなどで重いものをガシガシ持ち上げて、外見的な筋肉美を作るのがアウターマッスルといわれるものです。
一方インナーマッスルは、通常身体の表面からは触れないくらい身体の奥深くにある筋肉で、姿勢を保ってくれる働きがあります。厳密にこれら二つをキレイに分けることは難しいですが、今までも再三、重要だとお伝えしている「大腰筋」もインナーマッスルに分類されることが多いです。
今回も、基礎代謝の恋人“大腰筋”のストレッチをして基礎代謝を高めましょう。
ヨガのポーズで上記のようなものがあります。この動きは、正しいポーズで行えば、大腰筋のストレッチにはもってこいのポーズです。注意点は、つま先に体重をかけ過ぎないこと。大腰筋を働きやすくするためには、かかとより少し前、内くるぶしと外くるぶしのライン上に体重を乗せることです。
また、このポーズは左右行うのですが、どちらに身体を倒しても、左右のくるぶし下に、均等に体重がかかるようにコントロールすることが大切です。ゆっくりポーズをとりながら上体を傾けていきます。そこから、吐く息を意識しながらゆっくりと、痛みなく倒せるところまで、上体を傾けていき、それ以上倒せないというところまできたら終了です。
しっかりと、伸ばせていると徐々に身体が温まるのがわかると思います。ぜひ試してみてくださいね。
文:リズムアンバサダー 今井俊太
写真提供:今井俊太
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