ホットヨガは、高温多湿という特殊な環境で行うヨガのことです。常温で行うヨガと比べて体が温まりやすく筋肉の柔軟性も上がるため、効果を高めることができます。また、体質を変えることができるのも魅力の1つです。
今回は、体質とは何か、そしてホットヨガで改善可能な3つの体質について紹介します。美容や健康維持に役立つので、より美しくなりたい、元気になりたいという人は参考にしてみてください。
体質とは、遺伝や生活環境などによって決まる体の性質のことです。東洋医学では、人間の体質が9種類あると考えられ、不足しているものや反応しやすいものによって分類されています。
心身が健康な平和質タイプ、機能が低い気弱質タイプ、冷えに弱い陽虚質タイプ、水分不足な陰虚質タイプ、老廃物が溜まる痰湿(たんしつ)質タイプ、熱がこもる温熱質タイプ、血行が悪い血瘀(けつお)質タイプ、気分が沈む気鬱(きうつ)質タイプ、刺激に弱い特稟(とくひん)質タイプです。
自分がどの体質なのか理解することによって、日々の生活で気をつけるべきことを知ることができます。
ホットヨガで改善できるのは、体が冷えやすい陽虚質タイプや血行の悪さに関係する血瘀質タイプです。病気の原因となる可能性も高い体質なので、ホットヨガで改善していきましょう。
基礎代謝は、人間が生命の維持をするために消費する必要最低限のエネルギーです。体温維持や呼吸に必要なので、1日中何もしていなくても消費していることになります。
基礎代謝が低下すると、痩せにくい体になってしまったり、血液循環が滞ってしまう恐れも。運動不足や食生活の乱れが原因と言われており、普段あまり汗をかかないことは基礎代謝が低い人によく見られる特徴です。
ホットヨガは高温の環境でポーズを取るため、誰でも大量の汗をかきます。基礎代謝の低い人でもダラダラと汗をかくことができるので、多くのカロリーを消費でき、基礎代謝を上げることが可能です。
冷え性に悩む人は多いでしょう。体の末端が冷える人は血の巡りが悪い状態にあり、体の隅々まで体温が行き渡りにくいので、基礎代謝が低下し太りやすい体になってしまいます。女性の場合は生理痛がひどくなったり、女性特有の病気にかかりやすくなってしまうので注意が必要です。
冷え性は、自律神経の乱れが原因とされています。自律神経は、寒ければ体温を上げ、暑ければ体温を下げるという調整役を担っており、乱れてしまうと体温調節が上手くできず、冷え性のような症状を引き起こしてしまうのです。
ヨガのポーズは、ゆったりとした呼吸に合わせて体を動かすものばかりなのでリラックスでき、自律神経のバランスが整いやすくなります。一時的に体が温まるから冷え性が改善するのではなく、体温調節が正常に行われるようになることで冷え性が改善するのです。
血の流れが悪いとコリが発生しやすくなり、肩こりや腰痛といった症状が引き起こされます。長時間のデスクワークや運動不足、ストレス、肥満などが肩こりや腰痛の原因として多いです。
ホットヨガでは筋肉が動きやすくなるので、普段よりも体の柔軟性がアップします。体が柔らかくなれば、筋肉のコリがほぐれて肩こりや腰痛の改善に繋げることが可能です。
今回は、体質とは何か、ホットヨガで改善できる3つの体質を紹介しました。日常生活で大量の汗をかく機会はなかなかないので、リフレッシュにもおすすめです。冷えや肩こりといった症状に悩んでいる人は、ホットヨガで体質を改善しましょう。
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