手足は冷えているのに、顔は熱くなっているという状態を経験したことがありませんか。これは冷えのぼせと呼ばれ、冷え性が悪化した場合に感じる症状です。寒いのに熱いという状況では、どちらに対処すれば良いのか分からなくなってしまうかもしれません。
今回は、冷えのぼせの原因と自宅でも簡単にできる対処法を3つ紹介します。不快な症状を取り除いて快適に過ごしたいという人は、ぜひ参考にしてみてください。
冷えのぼせとは冷え性の1つで、より重い状態を指します。上半身は冷えを感じていないのに手足が冷たい、手のひらや足裏にじっとりと汗をかくといった症状が典型的です。
冷えの自覚は無くても、冷たい食べ物や飲み物を取ったあとトイレが近くなるという場合も、冷えのぼせの可能性があります。日々の生活に原因があるので、まずは振り返ってみましょう。
体が冷えて血流が悪くなると、むくみが発生し手や足先の温度が下がります。すると、体温を上昇させようとして頭部の温度が上がり、末端と頭部で温度差が生まれることで冷えのぼせとなるのです。運動不足や体を冷やしやすい食生活、服装が血行不良を引き起こすので注意しましょう。
自律神経が乱れると体温の調節が上手くできなくなってしまいます。その結果、体の末端に血が行き渡らず、冷えのぼせの症状が起こるのです。また、テレビやパソコン、スマホなどの電子機器を寝る前に見ると神経が興奮し、自律神経が乱れてしまうので控えましょう。
冷えのぼせには、どのような対処法が有効なのでしょうか。今回は手軽にできるものばかりを紹介するので、ぜひ実践して効果を体感してみてください。
冷えのぼせを改善するためには、体を温める必要があります。特に、首の後ろを温めることで効率的に血液を温め、全身に巡らせることが可能です。
また、首の後ろを温めると、自律神経のバランスを整える効果も期待できます。首元を温熱シートや蒸しタオルなどで温めたり、タートルネックなど首が冷えない服装をするように日頃から心がけましょう。
リラックスすると自律神経が整うので、冷えのぼせの対処法として有効です。時間を見つけてリラックスするように心がけてください。アロマを焚いたり、間接照明で部屋を優しく照らすなどの工夫をして気分を落ちつかせるのも良いでしょう。
お風呂では、少しぬるいと感じる38〜40℃くらいのお湯に浸かることをおすすめします。心身ともにリラックスして、体をじっくりと温めることができるでしょう。
40℃ではぬるすぎると感じる人は、42℃くらいまで温度を上げても問題ありません。また、足湯などで末端を温める方法も手軽にできて効果的なので、ぜひお試しください。
今回は、冷えのぼせの原因と対処法について紹介しました。体を温めて冷やさない工夫が最も重要です。首の後ろを温めたり、ぬるめのお風呂に入るといった対処法を実践して、冷えのぼせを改善していきましょう。
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