こんにちは。アレルギーナビゲーターの細川真奈です。
1年のうちで最も寒い季節、皆さん防寒対策はどのようにされていますか?また、外的な寒さ対策だけでなく、身体の内側から温める「温活」といったフレーズもここ数年でよく耳にする機会が増えてきたように感じます。
「身体の内側をあたためる」ということはつまり、「内臓の働きを良くする」ことだとわたしは認識しています。
では、どうやって内臓の働きを良くするのでしょうか?
内臓、腸の働きはストレスに関係しているのをご存知でしょうか?思い返してみてください。仕事やバイトへ行きたくない時、プレッシャーやストレスで急に腹痛を感じたり、お腹の調子が悪くなった経験がある、もしくはそんな話を聞いたことはありませんか?
下痢や便秘は、強いストレスが加わることによって自律神経のバランスを崩し、腸管の運動が乱れることが原因で起こることもあるそうです。
また、便通異常を起こすと、腸内細菌が減少することもわかっています。それも善玉菌が著しく減っていくのだそうです。
ストレスの原因になるのは、悲しいこと、苦しいこと、つらいこと…だと思います。そんなストレスを抱えている時の免疫力はもちろん低下しています。風邪を引きやすかったり、また鬱になる方もいると思います。そんな時、アレルギーは悪化しやすくなります。
また今までアレルギーにかかったことのなかった人がアレルギー体質になりやすくなるともいわれています。(「アレルギーの9割は腸で治る!」(藤田紘一郎著)より)
実際わたしもOLを辞めて1年程経った頃、中学生ぶりにアトピーが悪化しました。
フリーランスで仕事をし始めた当初は「ついに自分のやりたかった事を集中してできる!」と、やる気や希望に満ち溢れていて毎日心も充実していたのですが、1年程経ち、生活リズムにも慣れてきて落ち着いて冷静にものごとを見られるようになってきた頃、金銭面の不安やこれから先の自分の人生について考えた時は正直ストレスの塊でした。
手の甲や指先から始まり、首筋、腕や背中、今まで出たことがなかった足にまで湿疹がで始めたのです。
そこまでの状態になり、はっと気付きました。
「何事もポジティブに考える癖をつけよう!良い方向に捉えよう!」と。
「楽しいことを考えると免疫力を上げることに繋がる」と、以前習ったことを思い出し、無意識のうちに下がってきていた口角をなるべく意識的に上げるようにすることから始めました。わたしの場合、ピンク色のもの、キラキラしたもの、綺麗なお花や可愛いと感じたものを身の回りにおくようにしました。
すると不思議なことに、アトピーの症状は良くなってきたのです。これはあくまでもわたし自身の実体験に基づく一例に過ぎません。ひどいアトピー性皮膚炎に悩んでいて、仕事にも行けず、自宅療養をしている方も少なくないと思います。
その方達からしたら「そんなことで症状が良くなるんだったら、こんな苦労してない!」と思われるかも知れません。性格と同じく、アレルギーには個人差があります。わたしのアトピーは免疫力を高め、内臓の働きを活発にしたことで落ち着きましたが、食物アレルギーに関してはアナフィラキシーショックを伴うほど重度です。
最近では、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、喘息、花粉症、金属アレルギー…など様々なアレルギーで悩んでいる方が増えてきています。
それらの症状を抱えている人がもし「良くなりたい!」と感じているのであれば、自分に合った治療法を片っぱしから試してみる!ことに尽きると思っています。なぜなら、人の身体は「十人十色」だからです。これからも自分の体験談として連載でお伝えすることで、参考にしていただければと思います。
文・写真提供:リズムアンバサダー 細川真奈