こんにちは。アレルギーナビゲーターの細川真奈です。
Rhythmの記事を読んでいらっしゃる皆さんは、きっと健康意識が高い方がほとんどだと思うのでご存知かも知れませんが、人間の自律神経を司る免疫システムの中には「交感神経」と「副交感神経」があります。
「交感神経」は主に日中(10時〜14時)の時間帯に活発に働く神経系で、「副交感神経」は主に深夜(22時〜2時)の時間帯に優位に働く神経系です。交感神経が優位な時は、心身ともに緊張していたり興奮状態の時を指します。逆に副交感神経が優位な時は、心身がリラックスしており鎮静状態の時を指します。
これらの神経系とアレルギーっ子に何の関係があるのかご説明していきたいと思います。
ごはんを食べてお腹がいっぱいになった時、お風呂から出て身体が温まっている時、夜寝る前のリラックス時に、皮膚に痒みを感じることや、突然咳が出始める…などの症状に悩まれた経験のある方、いらっしゃいませんか?
実はわたしもそれらの症状に悩む1人です。
そして日中、仕事で移動が多かったり、緊張感のある仕事をしていたり、「あれやらなきゃ、あーこれも!」なんて不安や焦りが生じている時が続くと、それが特に悪化することに身を持って気づき始めました。
ではストレスが溜まらないように毎日のーんびりと過ごしていればいいのかというと、そういう訳ではありません。
第一、そんな生活はなかなかできないですよね(笑)。では、どうしたら良いのでしょうか。これからお伝えすることは、あくまでもわたしなりの対処法になりますが、参考にして頂けましたら幸いです。
適度な運動をすることによってセロトニン(幸せホルモン)が増え、ストレスやネガティブな感情をもちにくくなると言われています。セロトニンを活性化させることで睡眠時に必要なメラトニンを分泌させることにも繋がります。
また、免疫力を高める為にも効果的です。「適度な」運動は人それぞれ違うと思うので、敢えてこの運動が良い!とはオススメしません。
駅のエスカレーターではなく、階段を使って上り下りすることが適度な運動になる人もいれば、フィットネスジムへ行って身体を動かすことが適度な運動になる人もいると思います。色々試してみて自分に合った運動法を見つけられると良いですね。
呼吸は365日、24時間、無意識のうちに勝手に繰り返されています。普段、無意識に繰り返している呼吸だからこそ、意識してみてほしいのです。例えば緊張状態にある時、心配ごとや不安な気持ちでいっぱいな時、どんな呼吸をしていると思いますか?
上記であげたような状態の時にゆったりと落ち着いた呼吸をしている人はまずいないと思います。
だからこそ、ふと気がついた時にゆったりとした深呼吸(できれば鼻から深く吸って口から細く長く吐き出すイメージ)を行ってみてほしいのです。もし、深い呼吸がしにくいのであれば、好きなアロマの香りを嗅いでみるのも良いかも知れません。
自律神経をコントロールする為の対処法はまだまだ沢山ありますが、まずはこの2つだけでも試してみる価値はあると思います。
もしかしたら、皮膚症状の軽減だったり、呼吸器系の症状の緩和に繋がるかも知れません。
ただ、今わたしがこの記事を書いているのは夜中の1時過ぎ…本来であれば、最も副交感神経が優位になる時間帯。
この時間帯にPCのブルーライトを浴びて集中力を高めてコラムの執筆をしているだなんて、最もNGなことをしているわたし…。きっと明日はアトピーが悪化していることでしょう(笑)。
でも、それももう大人なので自己責任。
そして「何だかわからないけど」アトピーが酷くなっているのではなく、何となくでも「自分で症状悪化の原因が分かっている」だけでも気が楽ですし、ストレス軽減に繋がっていると思っているわたしはセロトニン過多のハッピー体質なのかも知れません(笑)。
文:リズムアンバサダー 細川真奈