こんにちは。
アレルギーナビゲーターの細川真奈です。
忘年会や新年会、御節やお雑煮…年末年始は寒い気候も相まってつい食べ過ぎてしまいがち。「食べてすぐに寝ると牛になる」なんてフレーズも耳にしたことがありますが、その瞬間が気持ちよかったりもするものです(笑)。
わたしも高校時代に運動部を辞めた直後や、牛肉アレルギーを克服して週5日焼肉を食べていた時は最高で5キロ増えたこともありますが、基本的には一般的な体重より痩せ型をキープしている方だと思います。
では、普段から気をつけていることがあるのかと言えば、特に意識して行っていることもなく…。
焼肉を食べに行く時は毎回白米(中ライス、時には大ライス)は必須ですし、初めてデートへ行った男性に「見た目のわりによく食べるんだね。」なんて言われたことも一度ではありません。
運動はここ数年ヨガをやり始めましたが、それ以前は高校の部活以来全くしていませんでしたし、お誕生日ケーキはホールごと丸々一人で食べるのが楽しみなくらいです。
ある時友達に「真奈ちゃんって太ったことある?何かダイエットしたりしてるの?」と聞かれたことがあり、その時に初めて自分は太りにくい体質なんだと気が付きました。
それからもう1つ気がついたことがあります。
食物アレルギーの当事者や、アレルギーのお子さまを育てるお母さま達との座談会やイベントを開催していく中で、食物アレルギーの人でいわゆるぽっちゃり体型だったり太っている人を見かけたことがない、つまり食物アレルギーの人は痩せ型だと気付いたのです。
ここからはあくまでもわたしの見解になりますが、生まれながらにして食物アレルギーの人は自然と添加物の味に敏感であまり好きではなかったり、子供の時から比較的うす味の料理に慣れていたり…ということが影響しているのかも知れません。
小さい子や学生が好きな、ピザ、揚げ物、ハンバーガーなどのファストフードや、ケーキなどのスイーツ類。これらは、食物アレルギーもちのわたしは必然的に食べられないので、食べたい葛藤と戦うこともありません。
そして、アレルギー対応のケーキは普通のケーキに比べて手軽に買えるものではないので、食べる機会がわりと決まっているのです。
低アレルゲンケーキはお誕生日やクリスマスなどイベントシーズンにオーダーして食べています。だからこそ、「ケーキ=特別な食べもの」であって文頭でも記載した通り、食べる時はホール毎丸々食べるのです。
もしアレルギーもちでない皆さんでしたら、ケーキ丸々一個食べるのは難しいことなのかもしれません。例え余裕で食べられたとしても、食べ終わった後は罪悪感でプチ断食だったり、それまで以上にダイエットを頑張ったりするのかも知れません。
アレルギー対応のケーキは決してカロリーが低いとは限りません。ではなぜ太りにくいのかと言ったら、それはもしかしたら一種の思い込みなのかも知れません。アレルギーっ子にとって、ケーキはたまにしか食べることのできない特別なものであって、「食べられる時に沢山食べたい♡本当に美味しい♡幸せ〜♡」と心から思いながら食べています。
数年前にテレビで若槻千夏さんが「ダイエット中に「このポテトチップスを一枚食べる度に1g痩せる」と暗示をかけてダイエットを成功させたとおっしゃっていたのと同じようなことなのかも知れません。
食物アレルギーでるがゆえに、外食はもちろん、恋愛や人間関係で悩んだこともありますが、ダイエットにおいての心配がないことについては「アレルギーで良かったな!」と思うことの一つかも知れません。
あくまでもアレルギーっ子であるわたし個人の経験談ですが、同じように思っているアレルギーっ子さん、ママさんがいらしたら是非教えてください!
文・画像提供:リズムアンバサダー 細川真奈