心拍計搭載モデルが増えた影響か、活動量計と言えばリストバンド型が最近のトレンドになりつつあります。
とはいえ、歩数計の延長的な用途として、ポケットなどに入れて利用することを想定した活動量計もまだまだ愛用され続けているようです。
そこで今回はリストバンド型の活動量計と、従来の万歩計・歩数計の流れを組む活動量計(本記事では、“ポケット型活動量計”と呼びます)の活動量計を比較してみました。
リストバンド型の活動量計の最大の魅力はスマートフォンとの連携による多機能性でしょう。歩数、カロリー消費、歩いた距離など基本的な計測項目は、ポケット型と共通している部分も多くなります。
スマホ連携によって可能になることとしては、電話の着信、SMSなどの通知やテキスト表示が挙げられます。
LEDの点滅、画面表示などで、アクティビティ中に起こったコミュニケーションを見逃しません。
また、多くのモデルではトレーニング後にスマートフォンアプリと同期され、活動量計での観測データを保存することが可能なところも利点と言えるでしょう。
さらに、目標の設定が簡単にできたり、世界中のユーザーとタイムを競うことができるなど、アクティブな活動をサポートしてくれるところもポイントです。
一人では挫折しがちなダイエットも、同じ目標の仲間と競い合い、励ましあうことで、続けやすくなるはずです。
代表的なリストバンド型活動量計製品としては、「VIVOFIT3」、「Fitbit charge HR」、「PULSENSE」などが挙げられます。
ポケット型の特徴として、まずはスマートフォンに依存することなく各種測定データを画面上で表示することが可能なところが挙げられます。
さらに、価格が良心的なものが多いです。リストバンド型の活動量計は10,000円以上が主流ですが、ポケット型は5,000円以下におさまるものが多く、製品によっては1,000円台でも買えることがあります。
気軽に運動を始めてみたい人や、日々のさまざまな挙動でどれくらいカロリーが消費されているのか一度知ってみたいという方には、まずこちらをおすすめします。
代表的なポケット型活動量計製品としては、「カロリスキャン」「デカ画面活動量計」「MY CALORY」などが挙げられます。
例えば「○キロやせたい」のように明確な目標がある場合は、目標値から逆算して消費すべきカロリーを算出し、活動時間の目安を教えてくれるカロリスキャンを選ぶとよいでしょう。
目標の体重と期間を設定すると、1日に必要な目標活動カロリーを自動で算出してくれる活動計です。画面には階段上りならあと何分、早歩きならあと何分、の様に表示されます。
また、総消費カロリーや歩数などの5つの指標があり、ボタンを1度押すごとに画面を切り替えながら見ることが可能です。このように誰でも操作しやすいのも嬉しいポイント。
操作が多いと難しく感じて続かなかったり、価格によっては始めづらいと感じられるかもしれません。
オムロンの活動量計は上記の様な悩みを解消してくれるので、これから運動の習慣を身につけたい、という方におすすめです。
デザイン性で人気の商品「MISFIT RAY」。2016年度グッドデザイン賞に選出されていて、身に付けていても自然とファッションになじむデザインにより、特に女性からの支持を得ています。
8gという軽量さと防水機能の高さも特徴です。歩数・消費カロリー・移動距離など1日の様々な活動を記録でき、睡眠の長さと質(深い眠り、浅い眠り)を自動で測定します。
また、スマートフォンのカメラのシャッターを操作したり、音楽アプリをコントロールできるなど、実用性も魅力のひとつです。
多機能性、データ管理のたやすさを重視するのであればリストバンド型。他機器との連携が必要なくベーシックな項目の測定に重点をおくという場合はポケット型がよいでしょう。
ニーズや使い道にあわせて、お気に入りを見つけてみてくださいね。