皆さんは「温活」という言葉をご存知ですか?温活は日頃から身体を温めることで、冷えなど女性特有の症状にポジティブに向き合うための活動です。現代人は平均体温が下がってきているといわれていますが、その原因としてあげられているのが、運動不足、エアコンの普及、仕事などのストレスだそうです。
そんな現代社会を生き抜くための温活のテクニックを、ご紹介します。
人には4つの首があります。首、手首、足首、腰首(腰のくびれた部分)です。この4つは、太い血管が集中している場所でもあり、服の裾、襟、袖から冷気が入り込みやすく、冷えやすい場所なので温めてあげましょう。
ただ厚着をするだけではなく、冷えやすい部分を温めるだけで、かなり改善されます。
マフラー、ストール、スカーフ、ネックウォーマー、タートルネックなどの服を着て温めましょう。血行が良くなり上半身を温める効果が高まります。
首をゆっくりと回しましょう。首や肩の周りの筋肉がほぐれて血液の流れを良くしてくれます。肩こりの予防にもなります。
手袋などをして手首を温めましょう。
両手を組み、手首をグルグルと回します。腕を前に伸ばし、手のひらをグーパーと10回ほど繰り返します。
もっとも冷えやすいのが足元です。心臓から遠い場所にあるためではないかと、いわれています。
レッグウォーマーや靴下をはきましょう。つま先が冷たくて、なかなか温まらない人も多いと思いますので、靴下の重ねばきをオススメします。
床に座って、脚を伸ばし、つま先を前後に動かします。10回ほど繰り返しましょう。その他に、足湯も一つの方法としてオススメします。家などで手軽にできて、全身が温まります。
腹巻きをしましょう。また、インナーをズボンにしまいましょう。腹巻きはお腹や腰を温めてくれます。お腹や腰まわりにある臓器や子宮を温めて免疫力を高めましょう。
ぬるめのお湯にゆっくりつかって、疲れをほぐしましょう。熱めのお湯では、身体の芯から温めることはできないのでNGです。シャワーだけでも体を芯から温めることはできません。湯船にしっかりつかり、血行を良くしましょう。
このとき、保温効果の高いバスソルトを入れたり、漢方やハーブなどが入った入浴剤やアロマオイルを入れると、より温活に効果的です。
布団が冷たくて、なかなか眠れない、つま先が冷たくて眠りが浅いという経験はありませんか?
人間は温かいと安心して眠れますので、温活で良質な睡眠をとりましょう。そんなときにオススメなのが「湯たんぽ」です。昔から多くの人が使っている湯たんぽは、じんわりと熱が伝わり、安眠効果があるといわれています。
寝るとき以外でも、お風呂の後は身体が冷えやすいので、寒いと感じたら積極的に使いましょう。
冒頭でも書いたように、運動不足は冷えや肩こりの原因といわれています。
まずは簡単なストレッチから始めてみましょう。慣れてきたら、散歩やウォーキングをオススメします。内側から綺麗になれるヨガも、血行を促すのに効果的です。ただし、いきなり激しい運動をするのはNGです。
身体を温める代表的な食べ物といえば「生姜」ですよね。ただし、生で食べると逆に身体を冷やしてしまうのでNGです。加熱して食べることをオススメします。紅茶にすりおろして飲むのも良いですね。
他には根菜類、いも類、ひじきや黒糖など、色が黒い食べ物も身体を温める効果が高いといわれています。カレーなどのスパイス類を使った料理や、みそなどの発酵食品もオススメです。
冬に採れる野菜は、身体を温める効果があるといわれていて、夏の野菜は逆に身体を冷やす効果があります。冬場でも、温室育ちの夏野菜を購入することができますが、なるべく冬野菜を摂るようにしましょう。
飲み物は、温かければ良いというわけではなく、紅茶、ウーロン茶、プーアル茶など発酵させた茶葉のドリンクが効果的です。緑茶やコーヒーは体を冷やしやすいので、飲みすぎには注意しましょう。
血行を良くするためのアロママッサージは、リラックス効果もあり、オススメです。脚のリンパマッサージや、お腹のマッサージをすることで、温活効果が上がります。リンパのある脚の付け根や、お腹をゆっくりとマッサージするだけでも、血流がよくなり、身体が温まってくるでしょう。
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