花粉症でお悩みの方は多いと思います。薬や注射で症状を抑えている場合でも、食事で症状が改善できればいいですね。花粉症を改善したい場合、何を食べるといいのでしょう。花粉症をひきおこすヒスタミンなどの化学伝達物質を抑える食べ物を中心に紹介します。
ヨーグルトには整腸作用があります。腸内環境の改善は免疫力の活性化に繋がりますので、アレルギー症状に効果が期待できます。花粉症対策によい乳酸菌は何種類があります。特に最近発見されたL-92乳酸菌が花粉症に有効とのこと。体質の改善のために、普段から食べるようにしましょう。
玉ねぎを食べると血液がサラサラになるという話を聞いたことはありませんか?玉ねぎに含まれているケルセチンは高脂血症、動脈硬化に効果があるとされています。このケルセチンは腸内環境の改善効果と、ヒスタミンの抑制作用があります。花粉症になると体内にあるヒスタミンが過剰分泌されて、花粉症の症状がでますので、ケルセチンで緩和できるということになります。
にんにくパワーはよく知られていますね。にんにくを原料としたサプリが多く販売されています。にんにくに含まれるアリシンは殺菌・抗菌作用があります。にんにくは血液循環を改善し、胃腸の働きを整える肝機能を改善します。ガンにも関係のあるNK細胞(ナチュラルキラー細胞)が活性化すると、アレルギー性の過剰な免疫反応が抑制されます。にんにくはこのNK細胞を活性化させます。
加工用のトマトに含まれる「ナリンゲニンカルコン」が細胞内のヒスタミンの放出を抑制するので、花粉症の症状を緩和します。トマトの果皮部分に含まれている成分「ナリンゲニンカルコン」には、抗酸化作用や炎症の鎮静作用などがあるとされることから、花粉症の症状に効果が期できます。
二日酔いに効くとされているウコン。ウコンに含まれるクルクミンはその抗酸化作用で炎症を緩和します。ヒスタミンなどの発生を抑えます。但し、肝臓が弱い人や持病がある人は、摂取に注意が必要です。
青魚に含まれるEPAとDHAは生活習慣病によい脂質として注目されていますが、アレルギー疾患の予防・改善にも効果があります。ヒスタミンとともにアレルギーを引き起こすロイコトリエンという物質が体内の脂質から分泌されますが、こちらはロイコトリエンが分泌されにくくする作用があります。
お刺身のつまや薬味と使われる「しそ」ですが、しそに含まれるα(アルファ)リノレン酸はアレルギー症状を抑える物質です。ルテリオンも含まれていて、これは免疫の過剰反応を抑える効果があります。
以上7つの食べ物をご紹介しました。これ以外でもイチゴ、ブロッコリーなどが、アレルギーを引き起こすIgE抗体を減少させますし、キノコや海藻は免疫機能の改善に役立ちます。