ヨガといっても種類がいくつもあり、それぞれが異なる特徴を持っています。人それぞれライフスタイルや運動歴、理想の体型などは違うので、知識を身につけて自分に最適なヨガを選びましょう。
今回は、ハタヨガの効果と代表的なポーズを3つ紹介します。ぜひ参考にして、自分らしく楽しんで続けられるかどうか考えてみてください。
サンスクリット語で、ハは太陽、タは月の意味です。陽と陰、あるいは精神性と生命力のように解釈されています。それぞれの組み合わせが作り出す身体のパワーという意味を持ち、ハタヨガ=力強いヨガとして知られるようになりました。
もともとは瞑想によって心を無にすることを目的とした内容でしたが、誰でも取り組むことができるようにポーズと呼吸を組み合わせ、ヨガとして考案されたと言われています。
ハタヨガではどんな効果が得られるのでしょうか。ここでは主に3つの効果を紹介します。日々の生活に良い影響を与えてくれるので、参考にしてみてください。
まずは、柔軟性のアップです。ハタヨガには多くのポーズがあり、普段あまり動かすことがないような筋肉を使うことによって、柔軟性を高めることができます。
そして、ポーズをしっかり取るとインナーマッスルが鍛えられ、体幹の強化が可能です。基礎代謝も上がり痩せやすい身体になるので、ダイエットにはぴったり。また、姿勢や身体のラインも美しくなります。
また、深い呼吸を用いて行われるので、身体だけではなく心もリラックスできてストレス解消に有効。ポーズをキープするときに体力と集中力を目一杯使い、身体と精神を1つにします。ハタヨガを通して自然と集中力を高めることができるのです。
代表的なポーズを3つ紹介します。比較的取り組みやすいものなので、空いた時間に実践してみましょう。
血行を促進し、自律神経のバランスを整えるポーズです。内臓も刺激されるため、腸の働きが整えられて便秘を解消してくれる効果もあります。また、ウエストやヒップの引き締めにもおすすめのポーズです。
まず、足をまっすぐ伸ばして座り、左足を右足にかけます。次に、右腕を上に伸ばして息を吸いながら上半身全体を引き上げてください。息を吐きながら右腕の肘をゆっくり左膝に引っ掛け、左手は身体の後ろに持っていき床に触れます。そして、背筋を伸ばしたまま5回深く呼吸しましょう。
反対側も同様に行ってください。息を吐くと同時にねじりを深くするとさらに効果を高められます。
内臓を元の位置に戻して、ぽっこりお腹を解消してくれるポーズです。首や肩こりの改善、むくみの解消、安眠効果も。寝る前に行うと、疲労回復に役立てられるでしょう。
仰向けの姿勢になり、手のひらは地面に向けた状態で息を吐き切ってください。両足を揃えて息を吸いながら垂直に上げ、足先は頭を通り越した遠くの床に置いて30秒キープさせます。最後は息を吸いながらゆっくり足を下ろしていきましょう。
慢性疲労や冷え性、便秘改善に効果があり、ウエストや腰、脇腹、ヒップ、脚の引き締めも期待できるポーズです。お腹をひねるので、整腸効果や消化能力アップにも一役かってくれます。
左足を大きく引いて、右手は肩の下に来るように指先を立てて床につけましょう。息を吐きながら右膝を伸ばし、左手を上げて胸を開いてください。30秒キープさせたら、反対側も行います。
今回は、ハタヨガの効果とポーズについて紹介しました。柔軟性を向上させ体幹も強化できるので、痩せやすく太りにくい身体をつくることが可能です。運動は続けることに意味があるので、無理のないペースで楽しみながら素敵なヨガライフを送りましょう。
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