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からだリフォームマイスター・萩原健史 〜身体を整えるセルフケア〜 Vol.5【実践編2】『効率よく身体を動かすための動的ストレッチ』

からだリフォームマイスター・萩原健史 〜身体を整えるセルフケア〜 Vol.5【実践編2】『効率よく身体を動かすための動的ストレッチ』

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からだリフォームマイスター・萩原健史 〜身体を整えるセルフケア〜 Vol.5【実践編2】『効率よく身体を動かすための動的ストレッチ』

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整骨院を経営する傍ら「からだリフォームマイスター」として治療を含めたコンサルティングやセルフケアについて指導する講演活動なども行っている萩原健史さん。身体のバランスが崩れてしまうのは、その扱い方が正しくないからだと言う萩原さんに、健康な身体を取り戻すためのアドバイスを伺っていきましたが、今回からは、実践編として具体的に身体を整えるために効果的なストレッチ方法をご紹介いただきます。

からだリフォームマイスター・萩原健史 〜身体を整えるセルフケア〜 Vol.4【実践編1】『身体のバランスを整える静的ストレッチ』より続く)

身体のスムーズな動きを取り戻すための動的ストレッチ

スポーツでも、普段の生活のなかでも人が動くときには、まずは構えが大事になります。正しい構えをしているからこそ、正しい動きができる。動かしたら正しい構えに戻し、また動かしたら戻すという、その繰り返しで常にセンターポジションに自分がいるからこそ、正しく身体を動かすことができるわけです。

ところが、身体が歪んでいる時というのは、正しい動きができなくなるので、どうしても動作がぎこちなくなりがち。身体のセンターポジションがズレてしまっていると、どうしても不具合をかばうような動きになってしまうのです。

身体を動かすとき、対角の運動とひねる螺旋運動の2つが基本となります。まっすぐな正しい身体のセンターポジションをキープした上で、この2つの正しい動きを脳と身体に覚えさせていくことが大事になってきます。効率良く身体を動かすことを脳と身体の連動が良くなるようにしつつ、身体の中心であるみぞおち部分から動かす感覚を身につけるようにするといいでしょう。

一方、捻る動きは背骨が中心になります。中心をシッカリ意識すると、身体全体が正しく動かせるようになります。正しく動かすというのは、力で動かすことではありません。人間の身体というのは、振り子のように動くようになっています。しかし、中心がズレていると、振り子のようにうまく動かせないので、力、つまり無駄な筋力を使ってしまい、効率の悪い動き方になってしまいます。

例えば、歩くという運動は究極の振り子運動なのですが、中心がズレてしまうと、歩き方のバランスがどうしても悪くなってしまいます。歩き方が正しくなくなることでさらに身体のバランスが崩れてしまい、健康状態にも悪影響を及ぼすようになります。

ロボットを人間の動きに近くするために重要なことは、「力強さ」と「繊細さ」だと言われています。しかし、ロボットでこの両方を実現するのは技術的にとても難しい。人間に置き換えると、力強さは体幹が生み出し、繊細さは手足の指先が生み出します。しかし、体幹を使うことなく、指先にいつも力が入りすぎてしまうと、しなやかな動きができなくなります。足ばかり疲れるという人は、体幹を使うことなく、足先の力だけで動いてしまっているから。そうなると、非効率な動き方になってしまうので、どうしても足が疲れてしまう。

大事なポイントは、体幹を中心として振り子のように無理なく動かすこと。この感覚を掴むことができれば、スムーズな振り子運動ができるようになり、繊細でしなやかな動きを手に入れることができるはずです。今回は、そんな動きを取り戻すための「動的ストレッチ」を3つほど、動画と共に紹介します。

動的ストレッチで重要なのは、“身体で感じる”ことで、その感覚を脳にも覚えさせることです。脳が学習するために最も効果的な方法は、反復です。動的ストレッチで効率的な振り子運動を反復することで、動きを身体から脳へ伝えて覚えさせるのです。正しい基本運動を覚えることによって、どんな動きでも中心からスムーズに動くことができるようになるストレッチです。

1:相撲ストレッチ

最初に紹介するのは、相撲の四股を踏むような動きを取り入れた、相撲ストレッチです。

1:まずは、足を開く。だいたい肩幅よりちょっと広め。つま先はだいたい45度くらい。そうしたら、足をグッと四股を踏む状態にする。そこで、グッと腰を落とす。四股の踏み方は、荷物を拾い上げるような感じのイメージ。この状態でグッと腰を落としましょう。


2:腰を落としたところで、腕を「いち、に、いち、に」と交互に出していく。この時のポイントは、身体の縦の中心線を意識して、真ん中から大きく身体を捻りながら、腕を出していく。大きく引いて、大きく前に出す。振り子のように大きく動かしていきましょう。

2:膝蹴りストレッチ

続いては、腕と足を動かす膝蹴りストレッチを紹介します。

1:まずは、足を前後に開いて、このように前に出ている足と同じ腕は上に、後ろになっている足と同じ腕はみぞおちあたりに当ててください。


2:その状態から足を振り上げるのですが、みぞおちからしっかり足を振り上げるイメージで膝蹴りの動きをします。この時に、振り上げている手は振り上げた膝を対角運動するようにタッチする感じ。振り子のようにスウィングするイメージです。


腕と足を動かすストレッチなので、足と手が対角になるように動かしましょう。ポイントは、身体を弓のように引いて、出す。その繰り返しです。

イメージとしては、胸あたりから弓を引っ張るような感覚。しっかりと腕を引いて、前に出して膝にタッチする。しっかりとクロスするように大きく対角運動をするようにしてください。

3:背泳ぎストレッチ

最後は、背泳ぎの時の腕かきのような動きを取り入れた動的ストレッチです。

1:肩幅くらいに足を開いたら、手は肩にあてる。肩に手を当てたら、背泳ぎをするように、肩をシッカリと回します。この時、肩だけを回すのではなく、身体ごとみぞおちを中心にしてシッカリとひねるように大きく回すイメージです。大きく、捻って、捻って回すの繰り返しです。


特に肩が内巻きになっている人、猫背になっている人に効果的です。シッカリと回すことで後ろ側の筋肉を使うように意識します。連動して流れるように、なるべく大きく回すイメージで繰り返しましょう。


手を肩に添えたら、みぞおちを中心に背泳ぎするようにグーッと回すように動かすのがポイントです。大きく、泳ぐように回す。シッカリと動かしてあげる。ちょうど肘で八の字を描くように回すイメージです。力を抜いて、遠心力でグーッと漕ぐような感じ。大きく回すと、胸郭全体がしっかり開いてくるので、動かすごとに横隔膜も動く。呼吸がものすごくしやすくなってくるでしょう。

3つの動的ストレッチを動画で実践!

いかがでしたでしょうか? 今回紹介した3つの動的ストレッチは、朝起きたときや、お昼の休憩を挟んでオフィスに戻る前など、「ちょっと身体が固まってきたので動かしたほうがいいかな?」という時にオススメしたいストレッチです。

長時間座ったままの状態でいると、血液の循環が悪くなり、血液が滞ってしまいます。そういった時にシッカリと動かすことで、身体全体を緩めることを意識しましょう。「何となく身体が固まってきたなあ」と感じたときにシッカリとほぐすようにするといいでしょう。

からだリフォームマイスター・萩原健史 〜身体を整えるセルフケア〜 Vol.6【実践編3】『オフィスで実践するストレッチ』へ続く)

取材・文:國尾一樹
撮影:たつろう

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