とても忙しい日々を過ごしている現代人。「健康のために睡眠は重要だ」ということはわかっていても、睡眠時間が十分にとれていない方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、食で改善できる「よい睡眠」をとるためのコツをご紹介します。
毎日欠かせない食事で、手軽に“睡眠改善”ができるのをご存知ですか?睡眠改善において注目すべきは、「トリプトファン」というアミノ酸です。
そもそも、睡眠のメカニズムは、下記の通り「トリプトファン⇒セロトニン⇒メラトニン」の流れが重要です。どれかひとつでも欠けてしまうと、よい睡眠をとることはできません。
トリプトファンが体内に入ったあと、セロトニンが分泌されます。「別名:幸せホルモン」のセロトニンは、とくに太陽の光を浴びる日中に分泌が促進されます。その後、「別名:睡眠ホルモン」となるメラトニンが夜間に分泌されます。
この3つの流れがあってこそ、私たちの身体はスムーズな入眠へと導かれるのです。
トリプトファンは、必須アミノ酸の一種で、体内では作り出すことができないため、食事で摂取する必要があります。トリプトファンが不足すると、不眠症などの睡眠障害や、うつ病を起こしたりする可能性があります。
トリプトファンは、牛乳などの乳製品、大豆製品、バナナ、肉類、魚に比較的多く含まれています。中でもバナナは、トリプトファンの吸収を助ける栄養素も含んでいるため、朝食やおやつで手軽に取りいれてみてはいかがでしょうか?
今回は、バナナを使った「目覚めレシピ」をご紹介。バナナと乳製品で作る、カンタン「バナナシェイク」です。
[材料]
・ バナナ
・ ヨーグルト(1カップ)
・ 牛乳(300cc)
1. 冷やしたバナナとヨーグルトと牛乳をミキサーにかけます。
2. ほどよく混ざったら、でき上がり!
バナナ以外にも、冷やしたお好きなフルーツや野菜でもおいしく食べられます。
日頃の食事にちょっと目を向けることで、睡眠の質がよくなるとは驚きですね。ぜひ、実践してみてくださいね。