アーユルヴェーダは、自分らしい美しさを取り戻す知恵の宝箱。この「自分らしさ」を叶えるためには「オージャス」という純粋なエネルギーが欠かせません。
この「オージャス」とは、一体どのようなものなのでしょうか。
オージャスとは、生きるエネルギーになる活力の素、言い換えれば「元気の素」です。
このオージャスには、心と身体のバランス(ドーシャ)を整える働きがあるため、オージャスをどのくらい持っているかによって、その人の健康の度合が左右されるといわれています。
オージャスがたくさんある人は、病気になりにくく、心身共にとても元気です。
声にハリや力強さがあり、肌は艶々と美しく、瞳もキラキラと輝いています。そして、外見だけでなく、内面から溢れ出すハッピーなオーラが周囲の人を幸せにしてくれます。
逆に、オージャスが減ってしまうと、免疫力の低下を招いて病気にかかりやすくなったり、いつもイライラしたり、気持ちが落ち込みやすくなったりと、心身の健康を害することになってしまいます。
アーユルヴェーダでは、オージャスを増やすための知恵が随所に散りばめられていますが、その中でも「普段食べているものを見直すこと」が、一番手軽にできることであり、かつ効果的です。
オージャスを増やしてくれる食べ物は、消化が良く、心身に純粋なエネルギーを与えてくれます。ぜひ、意識して積極的に摂るようにしてくださいね。
1.生のはちみつ(レモンや生姜と合わせると更に◎)
2.ギー(バターから不純物を取り除いたもの)
3.デーツ
4.牛乳
5.お米・炊き立てのご飯
6.アーモンド
7.新鮮なフルーツ
8.その土地でとれた旬のもの
9.でき立ての温かい食事
オージャスを減らす食事におよそ共通することは、癖になりやすい中毒性のある食事です。アグニ(消化力)を阻害してしまう傾向も強いので、なるべく摂らないように心がけましょう。
1.加熱したはちみつ(アーマの原因となります)
2.添加物・加工食品・遺伝子組み換え食品が入っているもの
3.過度の酸味・辛味・塩味
4.調理後一日以上経ったもの
5.揚げ物など、油をたくさん使ったもの
6.牛肉や豚肉、魚、チーズ、卵など、動物性のもの
7.冷えた料理
8.パスタ
9.根菜類
オージャスを増やす食事を心がけ、心身共にハッピーな人生を歩んでいきましょう!
文:erica