旅行先などで足湯を体験したことのある人も多いのではないでしょうか。足をお湯に浸けるだけでポカポカと体が温まることから、湯船に浸かるよりも手軽な入浴法として定着しています。温泉や観光地からブームが始まりましたが、エステサロンでも施術の1つとして取り入れられるようになりました。
効率よく体を温め、疲労を回復し冷えも改善できる点が魅力です。今回は足湯が持つ温活効果5つと、効果を高めるための正しい方法について紹介します。
足湯によってもたらされる温活効果を5つ見ていきましょう。
足湯を行うことで体が温まり、心身ともにリラックスできるため、疲労回復に役立ちます。温熱作用で血流が良くなり、自律神経の働きを整えることが可能です。気分が落ち着くので、癒し効果を得られるでしょう。
体調がすぐれず入浴が難しいときも、全身入浴に比べて心臓や身体への負担が少なく、手軽に体を温めることができます。全身の血流が良くなることで、体調不良を改善する効果も。
体に冷えを感じるときは、上半身よりも下半身を温めたほうが良いと言われています。下半身は心臓よりも遠い位置にあるので、血流が滞りやすく冷えやすいためです。
末端である足を集中的に温めることで、全身の血流を改善することができるでしょう。冷えによる生理痛を改善する効果も。
足湯で足を温めると、血流が良くなり新陳代謝も活発になります。その結果、老廃物を排出しやすくなり、肌荒れや便秘などを改善するデトックス効果が得られ、ダイエットにも効果的です。
足や手先が冷えて眠れないという経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。快眠するためには、深部体温(体の内部体温)を下げることが必要です。
冷え性の人は末端から熱が放出されにくく、深部体温が下がりづらいため、不眠になってしまうことがあります。足湯によって血流が良くなるので、自然に体温が下がり快眠につながるでしょう。
足湯の効果を上げるために、自宅でもできる正しい足湯の方法を紹介します。
用意するものは、バケツ、洗面器、40度くらいのお湯、差し湯用の80度くらいのお湯、バスタオルまたはフェイスタオル、靴下やレッグウォーマーです。バケツは足湯用の物が売っているため、可能であれば用意することが望ましいでしょう。両足がしっかり浸かるバケツでも代用可能です。
まず、40度くらいのお湯をバケツに足首が浸かる目安で入れてください。次に、足首まで両足を入れます。お湯の温度が下がってきたら、差し湯をいれて40度くらいを保つようにしましょう。バケツの上にタオルをかけると、保温効果が持続しやすくなるのでおすすめです。
差し湯をしながら、15〜20分間足を浸しましょう。足湯が終わったらタオルでよく水気を拭き取ります。すぐに靴下やレッグウォーマーを履いて、足を冷やさないことがポイントです。
今回は足湯の温活効果5つと、正しい方法について紹介しました。足を温めると冷えを解消できるだけでなく、デトックスや快眠効果もあり、プチ不調の改善に役立ちます。自宅でも簡単にできるので、ぜひ試してみてください。
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