イライラしやすかったり、なぜが不安な気持ちになったり……。そんなときは、食生活を見直してみるのも解消法のひとつ。
食品のなかには、食べるとイライラや不安を引き起こしやすくなるものがあるのを、ご存じでしたか?普段、何気なく口にしているものが、あなたの気持ちや感情を左右しているかもしれません。
食後の甘いものは、気持ちをリラックスさせてくれそうですが、精製された白砂糖は、血糖値を急激に変化させ、イライラや不安な気持ちを引き起こしやすくします。
さらには、白砂糖には依存性があり、甘いものがやめられない理由は、ここにあります。砂糖は、お菓子や清涼飲料水など、甘みをしっかり感じる食品以外にも入っています。例えば、市販のドレッシングのほとんどには、糖分として砂糖が使われていますので、ドレッシングは手作りをおすすめします。
お好きなビネガーやレモンなどの柑橘類に、塩や醤油、オリーブオイルやフラックスシードオイルを加えてよく混ぜます。甘味として、白砂糖の代わりに蜂蜜、アガベシロップを加えると味がまろやかになりますよ。
そのほか、砂糖を添加せずに作られている本みりんや甘酒など、発酵による自然な甘味があるものを使うなど、白砂糖の代わりになる調味料を料理に取り入れてみてください。
お腹が空けば、コンビニやスーパーで食べる物が簡単に手に入る時代ですが、そのほとんどに添加物が使われています。添加物は精神を興奮状態にしたり、イライラさせたりする作用があります。
忙しい現代人にとって、外食をせずにすべてを手作りし、添加物を一切摂取しないようにするのは不可能に近いかもしれませんが、できるだけ添加物の多い食品を選ばないよう、心がけましょう。
ソーセージやハム、コンビニやファーストフードなど、時間がたってもなかなか腐らない食品には、たっぷりの添加物が使われています。インスタントラーメンを食べるより、乾麺や冷凍の麺類をゆでて食べるなど、添加物を減らす工夫をしてみてください。
ポテトチップをはじめとするスナック菓子、揚げてから時間がたったフライや天ぷら、ファストフード店のフライドポテトなどには、「トランス脂肪酸」というイライラの原因のひとつとされる物質が含まれます。
マーガリンやショートニングにも多く含まれるので、スーパーに大量に並ぶふわふわのパン、サクサクのクッキーの食べ過ぎは要注。
パンはパン屋さんの手作りのものを、揚げ物を食べるときは、揚げたてにレモンやお酢などをかけて食べるなど、工夫をしてみましょう。フライドポテトやスナック菓子を食べてしまった翌日は、生野菜やフルーツをたっぷり食べて、食生活全体のバランスを取るようにするといいですね。
文:Nao
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