多くの女性の悩みである「冷えとむくみ」。ダイエットの効果が出づらくなったり、慢性的な怠さ・不調の原因にもなる怖い存在です。
この冷えとむくみの原因のひとつが、実は、体内の余分な水分であることはご存知ですか?ダイエットを効果的に進めるためにも、まず、体内の水分の滞りを解消してあげることが大切なのです。
肥満には、リンゴ体形が特徴の「固太りタイプ」と、洋梨体形が特徴の「水太りタイプ」の2つに分かれます。
近年、問題視されているメタボリックシンドロームは、いわゆる「固太りタイプ」のことで、たんぱく質や脂質などの摂りすぎから起こる内臓脂肪型であることが多いです。
一方、「水太りタイプ」は、水分の摂りすぎによって起こる「冷え」が原因の皮下脂肪型のことで、女性のほとんどはこの水太りタイプであるといわれています。
また、漢方ではこのような状態を「水毒」と呼び、水毒による冷えが、基礎代謝を弱めて脂肪燃焼を妨げているとされています。水太りの特徴として、二重あご、お腹がポッコリ出ている、下半身太りや脚のむくみなどがあげられます。
水太りタイプの人が美しく痩せるには、冷えやむくみの原因である「水毒」の状態を解消してあげることが有効です。体内に余分な水分を溜め込まないことを意識し、効率的なダイエットを目指しましょう。
西洋医学の医者の指導により、水分は多く摂ることが良いとされてきました。確かに、水を多く飲むことで、血栓の予防や血液をサラサラにするなどの一定の効果は期待できます。
しかし、漢方では「水毒」と呼ばれる症状があるように、余分に摂取された水分は体内に滞り、むくみや冷えなど悪影響を及ぼすとされています。とくに、水太りの傾向が強い人は、ガブガブ水を飲んでいては逆効果になってしまいます。
水分補給は「喉が渇いてから」、一気にたくさん飲むのではなく少しずつ飲むようにしましょう。
ヨガの呼吸法では、「息を吐き切ること」を先に行います。なぜなら、新鮮な酸素を身体の隅々まで行き渡らせるためには、体内の古い酸素を排出して、受け入れ態勢をつくってあげることが大切だからです。
そして、これは水分補給についても同じことがいえます。
発汗作用やデトックス効果の高い運動を取り入れ、まずは体内の余分な水分を外に出してあげましょう。半身浴やサウナなどを利用するのも◎。
しかし、デトックスの比率は「排便で約75%、尿で約20%、そして汗では約3%ほど」といわれています。よって、便秘の解消やトイレを我慢しないなど、普段の排泄行為を意識して改善することも大切です。
「出すこと」と「上手な水分補給」で、巡りの良いスッキリとした身体を手に入れましょう!
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文:erica
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