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ふと鏡を見たり、写真に写っている自分の顔を見たときに、顔が歪んで見えることがあるかもしれません。顔の骨が歪んでいると老廃物の代謝が滞ってしまい、片側だけむくんで左右差が生まれてしまうことがあります。
今回は、顔が歪む原因やメカニズム、そして解消法を紹介するので、バランスのとれた美しい顔になるためにぜひ参考にしてみてください。
顔の歪みを生むと言われている主な原因を紹介します。心当たりがあるか確認してみましょう。
目や口、鼻、耳などを動かす表情筋は骨と皮膚に繋がっており、いくつかの筋肉が相互に動くことで感情や情緒を表情に表しています。しかし、ストレスが加わったり緊張が多くなると、表情筋もこわばって硬くなりしっかりと機能しなくなってしまうのです。
歪みの原因として、表情筋を左右均等に使えなくなることが挙げられる場合が多いので、笑ったときに口角の高さが異なっていないかチェックしてみてください。
意図せずに表情が変わってしまう場合は、主に顔の神経障害が考えられます。顔全体や一部が歪んでしまったり、けいれんして表情がぎこちなくなってしまうときは、筋肉や脳神経の異常、心の問題や怪我などが原因として挙げられるので、専門の病院へ行くようにしてください。
顔が歪んでしまう病気には、三叉神経痛、顔面神経麻痺、顔面けいれん、眼瞼下垂、バセドウ病、重症筋無力症、うつ病などがあります。
顔が歪む過程は、大きく5つに分けることが可能です。1つひとつの段階を確認して、早いうちに対処するようにしましょう。
普段の姿勢が悪いといった生活習慣が影響して、体が歪んでしまいます。背骨や骨盤に歪みが生じ、疲れやすくなったり、軽度の肩こりや腰痛、むくみなどが引き起こされるのが特徴です。
体の歪みが悪化すると、次は体に繋がっている顔全体が歪んできます。主な症状は、口角や耳の高さ、鼻の穴や目の大きさに左右差が出るようになり、うっ血やリンパの滞り、たるみです。
歪んだ顔のバランスをとろうとすることで、首周りの筋肉が緊張するようになります。症状として挙げられるのは、偏頭痛や首のこり、重度の肩こり、口を開けるとあごの音が鳴ることです。
顔の歪みが頭蓋骨にまで影響を及ぼし、脳からの指令がスムーズに伝わらなくなってしまいます。神経伝達が悪くなり血流が滞ると、不眠や便秘、冷え性、慢性の頭痛、腰痛などが引き起こされ、日常生活にも支障を来たす恐れも。
脳からの指示が伝わり辛くなり、身体の機能自体が衰えてきてしまいます。自然治癒力や免疫力が低下してくるので、さまざまな病気にかかりやすくなりとても危険です。
顔の歪みは体の歪みによって引き起こされることが多いので、まずは普段の生活習慣を見直す必要があります。足を組む、横になってテレビを見る、長時間スマホを触る、などは体に負荷がかかることなので意識して避けるようにしましょう。
すでに歪んでしまっている場合は、ストレッチなどをして体のバランスを整えてあげることが重要。柔軟運動はバランスを確認するのに最適なので、ぜひ行ってみてください。また、身体のメンテナンスをプロに任せるのも有効です。整体や整骨院で歪みを調整してもらうと、効果を実感しやすいでしょう。
今回は、顔が歪む原因とメカニズム、そして解消法について紹介しました。顔だけに問題があるのではなく体のバランスも崩れているので、普段の生活習慣を改善して、均整のとれた美しい体と顔を手に入れましょう。