雨や湿気の多いこの時季、なんだか体調がおかしい…。頭痛、身体のだるさ、むくみ…こんな症状を感じる人は、もしかしたらそれは「気象病」かもしれません。今回は、その気象病の詳細と対策をお伝えします。
この時季になると、不思議と体調が崩れがちになりませんか?気圧や湿度の影響で、頭痛やめまい、だるさがあったり、イライラしたりするのは自律神経のバランスが崩れているからです。
そういった症状のことを、最近は「気象病」と呼びます。男性より女性の方が症状が重いのが一般的です。それはホルモンの分泌が関係しているからです。
特に、梅雨の間は自律神経のバランスが崩れやすく、さまざまな体調不良が起こります。気象変化が原因のそういった症状を「気象病」と呼びます。
加えて、湿度も高くなるので、体内の水分を体外に排出できず、身体もむくみます。気圧の変化に追いつかず、偏頭痛なども。みなさんも、梅雨時期になると古傷が痛む、関節が痛むなどと聞いたことはありませんか?これらも気象病の一つの症状になります。
自律神経とは、簡単にいうと発汗や消化運動など、自分でコントロールできない神経です。ホルモンによる内分泌系と深い関わりがあります。
自律神経は、大きく2つに分けられます。
•ストレスを感じると活性化する「交感神経」
•リラックスした時に活性化する「副交感神経」
この2つのバランスを上手にとって自律神経を整えることが重要といえるでしょう。
(自律神経についてはまた今後詳しく取り上げます。お楽しみに)
仕事や家事などにも影響を与える気象病。特に女性は更年期を迎える年齢になると、ホルモンバランスの崩れによるダメージと、この気象病がダブルに重なり、辛い症状から抜け出すのも一苦労です。
すぐにできるセルフケアで対処し、夏に向かって軽やかに毎日を過ごせるよう対策をしましょう!毎日の生活にちょっとプラスするだけで簡単にできますよ。
•深呼吸=目をつむってゆっくりと深呼吸を。血中の酸素飽和度を上げます。
•爪もみ=爪の外側を挟んで10回ずつもみましょう。自律神経を整えて、身体を温める作用があります。
•運動=適度な運動で汗をかいて身体をほぐしましょう。体内に酸素を多く取り入れましょう。
•ビタミン補給=朝食にフルーツを摂ることをお勧めします。特に柑橘系のフルーツを食べましょう。
•ストレッチ=朝起きたときと眠る前に、ストレッチで筋肉の緊張をほぐしましょう。
•入浴=ぬるめ(38〜40℃)のお湯に浸かりましょう。血行やリンパの流れを促進し、余分な汗や水分を出してデトックス。
•お部屋環境=除湿機を使い、部屋の湿度を下げて快適に過ごしましょう。
下記の図は耳ツボで気象病に効果のあるポイントです。専用のイヤージュエルシートを貼ってみましょう。
写真:気象病に効果のある耳ツボ
シートがないときは、自分の爪や綿棒などを使ってやさしく押してください。どのポイントも自律神経、ホルモンバランス、頭痛や身体のだるさに効果が期待できますよ。
文:長谷川亜紀
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