花粉症のピークは春に来ます。まだまだ寒さが続く間は大丈夫、なんて考えている方も多いことでしょうが、実は天気情報ニュースによるとスギ花粉飛散は2月に入ってすぐ始まるのだそうです。
日本気象協会によると、今年の花粉量は昨年と比べて関東はやや少なめ、西日本は昨年の2倍以上の飛散量を見込んでいるそうです。
まだ春になっていないからと侮ってはいけません。早めの対策でつらい花粉症を少しでも軽減し、暖かい春をハッピーに迎えましょう。
今回みなさまにご紹介するのは、耳ツボ・イヤージュエルセラピーと、日常生活で取り入れられるアロマ精油(エッセンシャルオイル)を使った花粉症対策です。耳ツボ・イヤージュエルセラピーも、アロマオイル療法もどちらも手軽で副作用もなく、気分も上向きになる手法です。
また、耳ツボ・イヤージュエルセラピーでは、花粉症のみならず、鼻炎、その他の皮膚アレルギー、目のかゆみなどに有効なツボもあるので、それも併せてご紹介します。
まずはイヤーマッサージを行ってリラックスしましょう。耳ツボ・イヤージュエルセラピーの準備運動としてはもちろん、顔のリフトアップにも効果があります。朝起きて顔を洗ってからすると目覚めもスッキリします。毎日の習慣にしてしまうのもいいでしょう。
手順は以下となります。あまり強く引っ張らず、気持ちのよい程度の強さで。片耳ずつ鏡の前でやってみましょう。頬の上がり具合の変化に驚きますよ!
1. 耳をつまみ、縦方向、上下に動かす。
2. 耳の穴に人さし指を引っ掛けるようにつまみ、後ろに引っ張る。
3. 根元から耳をぐるぐる回すイメージで、右回り5回、左回り5回。
4. これを両耳合わせて1〜2分程度行います。
このマッサージは冷えた時や肩こりにも効果ありますよ。
ここで専用のイヤージュエルシート(なければ綿棒でもOK)を用意しましょう。下の図を参考に、改善したい項目に該当する耳ツボを刺激してみましょう。
・風渓:花粉症やアレルギー炎症に効果のある耳ツボ。皮膚のかさつきによるかゆみなどにも効果が期待できます。
・神門:イライラやストレスに効果的。また、痛みを和らげる鎮痛作用のある耳ツボです。集中力を高めるなど、万能なツボです。
・内分泌:ホルモンのバランスを調整する耳ツボ。更年期障害や婦人病、甲状腺疾患などにも効果が期待できます。
・内鼻(裏側を押す):鼻づまり、蓄膿症、鼻炎、鼻風邪、鼻血など。
・目:目のかゆみ、涙目、疲れ目など。
耳ツボ・イヤージュエルセラピーと合わせて、アロマ精油を用いることで、リラックス効果を倍増させます。
下記のオイルは、スーッとする清涼感の多い点が特徴です。ディフューザー、お風呂、マスクなどにお好きな香りの精油を1滴垂らしてみましょう。
・ティーツリー
・レモン
・ラベンダー
・ペパーミント
例えば洗面器にお湯を入れ、そこにお好きなオイル(混ぜても大丈夫)を1、2滴垂らし、鼻呼吸で湯気を吸引してみましょう。私のおすすめは、ペパーミントオイルを水で希釈してスプレーボトルに入れる方法です。それを使い捨てマスクにシュッとひと吹きしたりします。他にも、お風呂にラベンダーオイル3滴と塩を一つかみ入れれば、汗も出てデトックス効果も得られますね。
花粉症の症状は、少なければそれに越したことはありません。これからの季節の変わり目に、手軽にできる耳ツボ・イヤージュエルセラピーやアロマ精油で心を落ち着かせ、気分明るく過ごしたいですね。
文・画像提供:長谷川亜紀