乾燥肌による皮膚のかゆみで悩んでいる人は多いと思いますが、かいてしまうとさらに症状が悪化してしまいます。場合によっては肌が赤くなったり、湿疹になり乾燥がさらに進みます。
今回は、乾燥肌の原因と対策についてご紹介したいと思います。
間違ったスキンケアや食生活、生活習慣の乱れなどにより、皮脂やセラミドなどのような角質細胞間脂質が減少すると、肌の水分含有量が低下します。
水分の含有量が低下すると、肌のバリア機能も低下し、そこに刺激が加わるとかゆみを引き起こします。
例えば、髪の毛や衣服、化粧品なども外部刺激となり、かゆみを引き起こします。また、乾燥により肌のpHが弱酸性からアルカリ性に変化し、細菌が繁殖しやすくなることも、かゆみの原因と考えられています。
かゆいと思わずかいてしまうこともありますが、かくことにより肌に傷がつき、炎症となり、少しの刺激でも過敏に反応するようになってしまいます。
そして、かゆみが強くなりさらにかいてしまい、かゆみの原因物質であるヒスタミンが体の中に分泌され、もっとかゆくなるという悪循環になります。
かゆくても我慢して、次に挙げるような対策をとるようにしましょう。
かゆみを抑える有効成分である尿素、抗ヒスタミン、セラミド、ビタミンEなどを含む市販の塗り薬やクリームをお風呂あがりのきれいな肌に塗るようにしましょう。これらの有効成分は肌の保湿作用や炎症を抑える作用だけでなく、血行促進なども期待できます。
また、かゆみ対策として刺激になるようなウールや化学繊維などの衣服を避け、コットンやシルクなどの天然繊維のものを身に着けるようにしましょう。衣服の内側のタグも刺激になることがあるので切ってしまってもいいかもしれません。
入浴も42度以上だと角質層のセラミドが流出して乾燥肌になるだけでなく、さらにかゆみを増幅させてしまうので、40度くらいのお湯に20分間を目安に入りましょう。ごしごし身体をこすってはいけません。
入浴後は化粧水、ボディクリームなどでしっかり保湿をすることを忘れないようにしましょう。
文:編集部ライター D.I
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