乾燥肌に悩む人は多く、様々な化粧品を試したりすることもあると思いますが、根本的な体質改善をしないと、良くならない可能性があります。
乾燥肌は、肌を構成する皮脂膜、セラミドなどを含む角質層の状態が悪く、肌の水分含有量が低下することによって、起こると考えられています。
今回は、乾燥肌を直すための体質改善のポイントを、5つご紹介したいと思います。
忙しいのに、運動をするのは大変だと思うのですが、通学や通勤時に1駅分多く歩いてみる、自転車を使ってみるなどのやりやすい方法でも良いので、運動する習慣を身につけることは、乾燥肌の体質改善に良いといわれています。
汗をかくと、身体の中の老廃物を排出できるだけでなく、肌を潤すことができます。また、身体が温まって血行が良くなり、肌の代謝も上がります。
現代は、食生活の欧米化で、塩分や脂質が多く野菜が少ない、偏った食事になっています。また、添加物や化学物質が多く含まれる食品は、肌にも良くありません。肌の健康なターンオーバーを促進するためには、良質なタンパク質、必須脂肪酸、ビタミン、ミネラルが必要です。
特に、必須脂肪酸は、私たちの身体で合成できないため、サバやイワシなどの魚介類を、積極的に摂るようにしましょう。ビタミンAは、皮膚の粘膜を保護し、Bはターンオーバーを促進し、Cは免疫力を高め、Eは血行を良くします。
野菜や果物を直接摂るのが一番ですが、難しい時には、スムージーなどにして飲んでも良いでしょう。バナナ、キウイ、オレンジ、ニンジン、かぼちゃなどを、生のまま適量入れて、ヨーグルトや水、牛乳も入れ、甘さが必要であれば、蜂蜜などを加えてミキサーにかければ、自宅でも簡単にできます。
身体の60%は水分でできていて、肌の保湿にも水分は必須です。なるべく水を飲むようにして、身体の中から、水分を吸収するようにしましょう。
糖分やカフェインが入っていると、肌に良くないため、水を1日1500〜2000ml飲むように、心がけてみましょう。
アルコールを飲みすぎたり、ストレスを溜めたり、寝不足が続くと、乾燥肌になる危険性があります。アルコールは、肌のターンオーバーに必要なミネラルである亜鉛を、減少させてしまいます。
また、寝ている間に分泌される成長ホルモンが、肌のターンオーバーには重要とされているため、寝不足が続くと乾燥肌になってしまいます。
夜は、なるべくリラックスして寝るように心がけましょう。
乾燥肌を改善するには、肌の保湿が大事です。エアコンなどが効いた部屋は、乾燥しやすく、湿度が30%程度になっていることもあります。肌の乾燥を予防するには、湿度50%以上を目指すと良いといわれているため、加湿器などを置いて対策しましょう。
この他には、お風呂の温度が42度以上の場合、角質層のセラミドなども流出してしまって、肌が乾燥しやすくなるため、お風呂に浸かるのは、40度以下で20分以内にしましょう。
文:編集部ライター D.I
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