目が乾く、違和感を覚える、充血する……そんなときは、ツボ押しをしてみましょう。
コツさえ覚えれば、誰でも簡単にできます。
パソコンやエアコンの使用で、どうしてもドライアイになってしまいがちな現代人。そんなとき、手軽に行えるのが目のマッサージですが、やみくもに揉んでいても効果は期待できません。
実は、目の周囲には「目に効くツボ」があるのです。そのツボを押すようにして重点的にマッサージすれば、より効果的にドライアイを解消することができます。
目頭と鼻の間のくぼみにあるツボです。目頭と目頭の間を人差し指と親指でつまむようにし、鼻の骨を揉むようにマッサージしてみましょう。
目の充血やかすみ目、鼻水や鼻づまりにも効果的です。
眉頭のすぐ下にあるくぼみも、目のツボです。
左右の親指で、眉の骨を押すようにマッサージすると、近視や疲れ目、ドライアイに効果を発揮します。
小鼻の横で、だいたい黒目から3センチくらい下にあるツボです。頬骨を押すようなイメージでマッサージしてください。
目だけでなく、顔のむくみもスッキリしてきます。
目尻より親指一本分外側、少しへこんだところにあるツボです。ここを5〜10秒ほど押してください。
涙の分泌を促し、目の疲れを軽減させます。
足の甲にあるツボです。ちょうど足の人さし指と中指の骨の間にあります。手の指で押すように揉むのがベストですが、反対側の足のかかとで踏むようにしてマッサージしてもOKです。
忙しいときなどは、デスクの下で靴を脱いでマッサージしてもいいでしょう。涙の分泌を促してくれます。
この指で押さなければいけない、といった決まりはありません。押しやすい指で、骨に向かって垂直に押すようなイメージでマッサージしましょう。
ただし、やりすぎは禁物。効果を急いで力を入れすぎたり、長時間のしつこいマッサージは、かえって逆効果になりかねません。
「イタ気持ちいい」と感じるくらいで止めておく方がいいでしょう。
目はとてもデリケート。ドライアイや疲れ目を放っておくと、目の病気だけでなく、慢性的な頭痛や肩こり、腰痛などを引き起こすことがあります。
「目の調子が悪いな」と感じたら、無理をせず、早めにケアをするように心がけましょう。
文:編集部ライター M.S