ドライアイで頭痛が起きるのはなぜ?その原因と対策を知りましょう。
パソコンやスマホを長時間休まずに使って画面を見ていると、頭痛が起きる場合があります。
そんなとき、実はドライアイが頭痛の原因になっているのかもしれません。以下にその理由と対策をご紹介します。
ドライアイによって涙の量が減り、涙の質のバランスが崩れてしまうと目に栄養がいきわたりにくくなります。そうなると視神経が見た情報を脳へ正確に伝達できず、中枢神経が過敏に反応してしまいます。それがもとで頭痛や吐き気につながるのです。
ドライアイによって眼精疲労を起こすと、血行不良になりやすくなり頭痛を起こす原因にもなります。血行不良になるとさらにドライアイが悪化し、目の疲れも悪化するという悪循環になってしまいます。
パソコンなどを長時間使うデスクワークの方などは、同じ姿勢でいる時間が長くなります。身体を動かさないので血行が悪くなり、肩こりや首こり、さらには頭痛にまでつながるのです。
まず簡単にできて効果があるのは目を閉じて休憩することです。パソコンやスマホの画面を見るのをやめて、もし可能なら仮眠をとりましょう。
1時間に1回ほど休憩をはさむようにこころがければ、目の疲れはだいぶ軽くなるはずです。
目の回りをマッサージして筋肉をほぐしてあげましょう。また両方の眉の内側のくぼみにあるツボを押さえるのも効果があります。
眉の生え際のくぼみを気持ちいいと思うくらいに少し強めに押してみてください。同時に首や肩などを回して血行を良くするとより効果的です。
ドライアイはパソコンの仕事などに集中していて、まばたきの回数が減ってしまうことが原因でも起こります。
意識してまばたきをするのはなかなか難しいものですが、時々休憩してまばたきタイムを作ってみましょう。
タオルなどを使って温める方法も効果的です。小さめの濡れタオルを温めて、両目にのせるだけです。電子レンジがあればすぐ温めることができますのでぜひやってみてください。
タオルを首の後ろにものせるとより効果的です。目を温めるタイミングは、就業後や寝る前がいいでしょう。
生活が不規則になると、食事もコンビニや外食で済ませることが多くなりがちです。添加物がたくさん入っているインスタント食品に十分な栄養は期待できません。栄養が足りなくなれば、当然涙も栄養不足になります。
野菜をたくさん取れる和食を中心とした食事が理想ですが、3食のうちの1食を玄米にしてみるだけでも効果があります。
玄米はもみがらにたくさんの栄養素が含まれているので、他にたくさんのおかずを食べなくても栄養をカバーしてくれます。
白砂糖の取りすぎは血糖値を不安定にし、頭痛の原因になる可能性があります。炭酸飲料などにはたくさん砂糖が入っているので、飲みすぎないように気をつける必要があります。
また、うまみ調味料である「グルタミン酸ナトリウム」は神経細胞を傷つけるといわれています。だしなどに入っているので、取りすぎないようにしましょう。
ドライアイひとつとっても、身体の色々な部分と関わっていることがわかります。
マッサージや休憩など行いながら食生活に気を配るなど、身体の内側からもケアしてドライアイが原因の頭痛を改善しましょう。