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スノーボーダー・荒井DAZE善正「意識を変える。発信し続ける。」(1/4)

スノーボーダー・荒井DAZE善正「意識を変える。発信し続ける。」(1/4)

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スノーボーダー・荒井DAZE善正「意識を変える。発信し続ける。」(1/4)

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プロスノーボーダーとして活躍していた荒井daze善正さんは、2006年に慢性活動性EBウイルス感染症という難病を発症します。100万人に1人という難病をどうやって克服し、プロスノーボーダーとして復活したのか。

いまは荒井daze善正さんのライフワークだと語る「代々木公園に雪を降らせる」骨髄バンクxスノーボードイベントSNOW BANKへとつながる、荒井さんの生き方を 4回にわけて連載でお伝えします。

スノーボードにはまって、会社を退職

ー今日はよろしくお願いします。それでは、まずスノーボードとの出会いから聞かせてください。

ぼくは高校を卒業して就職したんですけど、まったく仕事に面白味を見い出せなかったんです。その頃にスノーボードにはまりました。会社にはない、生きている充実感があったんです。そうして気づいたらプロスノーボーダーになりたいという憧れというか、夢を思い描くようになっていました。

ープロスノーボーダーになりたいと思って、すぐに会社をやめたんですか?

そうですね。19歳の2月に会社を退職して、集中的に練習するために雪山に籠もることにしました。ワゴン車を購入して、石油ストーブ積んで、絨毯ひいて、箪笥つけて、布団しいたんです。

ー車で石油ストーブですか?一酸化炭素中毒とか大丈夫ですか?

危ないかなと思ったから、船橋で1回実験しました。生きていたんで、大丈夫だなと(笑)。上越国際スキー場駅の下の階段横に車を停めて、ひたすら滑っていました。車上生活者からスタートですね。シーズンが終わったら、今度は晴海埠頭に車を停めて、朝から晩まで現場で働きました。

そうやって稼いだお金を貯めて、夏はニュージーランドに行きました。そこでバンクーバー五輪で有名な國母和宏君に出会って、北海道に誘われたんです。晴海でお金を稼いで北海道やスイスで滑る。ずっとそんな生活をして、23歳くらいでしょうか。今の妻に出会いました。

意識が変われば1日で人は変われる

ーどうやって出会ったんですか?

スノーボードつながりなんですよ。それがぼくより全然滑るのうまくて(笑)。

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ー奥さんもプロだったんですか?

いえ。彼女は会社員だったんですが、プロのぼくよりうまくて(笑)。何でかっていうと意識が違うんです。彼女は週末しかないから絶対に滑る。ぼくとか、籠もってる仲間たちは毎日滑れるから、ちょっと雨降ったりしたら、滑らない。

結局ぼくはプロスノーボーダーを目指すことに満足しちゃっていたんですね。それで目が覚めました。意識が変われば1日で人は変われるっていうことを彼女から学びました。

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発信しないと他人には伝わらない

ーそこからすぐに結果が出たんですか?

そうですね。出会って1年後には大会で優勝して、スポンサーもつくようになりました。そこにも実は工夫があるんです。先輩を見ていると、うまくてもスポンサーがついてない人がいる。その原因を考えると、本人が発信してないんです。でも内心、誰かに声かけて欲しいと思って待っている。これじゃうまくいかない。

だからぼくは発信しようって決めました。それまでは人見知りする方だったんですけど、意識を変えて、ことばにするようにしたんです。それでチャンスをつかんで、24歳くらいでスポンサーがつくようになりました。

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もっと大きな病気が隠れている

ーここまでお話を聞いてると順調ですね。そこから発病までは長いんですか?

体調不良が表れ始めたのが26歳のときです。夜、37度後半くらいの熱が出て、朝にはケロッと治ってる。それが2、3週間つづきました。そのうち倦怠感が出るようになって。それがどんどん悪化して、手が震えるようになりました。あとは足の麻痺とか。

おかしいなと思って病院にもいったんですけど、疲労だと言われました。首のリンパもすごい腫れたんですが、扁桃炎との診断でした。だから、誤魔化し誤魔化し、滑っちゃう。

そうしたらある日、27歳の10月かな、実家で倒れました。アメリカにいく2、3日前だったんですけど、気づいたら救急病院で、記憶も飛んじゃってました。

脳髄膜炎と診断されたんですが、脳髄膜炎の背後には大きな病気が隠れている可能性があると。それで紹介された大きな病院に検査入院することになりました。

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奥さんとの出会いもあり、意識を変えて練習すること、プロになりたいと自分から発信することで夢を形にした荒井さん。次回はプロスノーボーダーとして大事な時期に荒井さんを襲った病いと、荒井さんがどう向き合ったのか、お話を伺います。

取材・文:福田浩久
写真提供:荒井daze善正・リズム編集部

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