大切な人と過ごす、かけがえのない時間。お互いを認め合う、優しいときを過ごすことで、明日への活力を見いだせるのではないでしょうか。
そんな2人の時間に、ぜひ行っていただきたいのが「パートナーヨガ」。身体をあずけたり、支え合ったりといったポーズを通して、温かい一体感を得ることができます。
パートナーヨガで、2人の絆を深めていきましょう。
背中は、身体の中でも最も無防備な部分。背中同士を合わせて瞑想を行うことで、安心感が生まれ、1人で行うものとは違った温もりを感じることができます。
1. 背中合わせになり、あぐらで座ります。背筋を伸ばして肩の力を抜き、胸の前で合掌しましょう。
2. 目を閉じ、まずはそれぞれの自然な呼吸を観察します。合掌した手を優しくほどき、膝や床の上に下ろします。
3 呼吸が落ち着いてきたら、徐々にヨガの腹式呼吸にシフトしていきましょう。鼻から吸って、鼻から細く長く吐いていきます。
4. 「息を吸うときは、お腹が風船のように膨らんで、身体全体に新鮮なプラーナ(酸素)が巡る。息を吐くときは、身体に要らないものも一緒に排出する」。そんなイメージを持ちながら呼吸を繰り返します。
5. 次第に、お互いの背中がポカポカと温かくなっていきます。この温かさと呼吸の音だけに集中し、安心感や一体感を味わいましょう。
6. もう十分だと感じたら、ゆっくり目を開け、遠くを優しく見つめましょう。相手が目を開けるのを、せかさずに待ちます。
「持ちつ持たれつ」という関係を表したようなポーズ。準備運動にもなりますので、前述の瞑想・呼吸法の後に取り入れると良いでしょう。
1. 背中を合わせてあぐらで座ります。両手を左右に伸ばし、2人の腕を絡ませて手を握り合いましょう。
2. まずは、男性が身体を少しずつ前に倒していきます。女性は男性の背中に身体をあずけ、背中を反らして胸を開きましょう。
3. 身体をゆっくりと元の位置に戻します。
4. 次は、女性が身体を前に倒していきます。男性は、女性の背中に身体をあずけ、背中を反らして胸を開きます。無理のない範囲で行ってください。
5. ゆっくりと身体を元の位置に戻します。
6. 2~5を、自然な呼吸でゆっくり繰り返しましょう。上半身がほぐれるまで行うと◎。
7. 握り合った手をほどき、少し休みます。
お腹の力とバランス感覚が必要な、少し難易度の高いポーズです。相手のペースを観察しながら、無理のない範囲で行いましょう。
1. 膝を立てて向かい合わせに座り、2人で両手をつなぎます。
2. 両足を少し持ち上げ、お互いの足の裏を合わせます。お腹に力を入れてバランスを取ります。
3. 2人同時に息を吸いながら背筋を伸ばし、吐いて肩の力を抜きます。
4. 次の吸う息で、少しずつ両膝を伸ばします。相手のペースを観察しながらゆっくり行いましょう。
5. 両膝がまっすぐ伸びなくてもOK。目線は足の指先に置き、30秒~1分ほどポーズをキープしましょう。
6. ゆっくり両膝を曲げて、元の姿勢に戻ります。
いかがでしたか。パートナーヨガは、パートナーだけではなく親友や家族と行うのもおすすめです。大切な人との絆を深め、温かく優しい時間を過ごしてくださいね。
文:erica