仕事で重いものを持つ機会が多い人や姿勢が悪い人、運動不足などが原因で腰痛を引き起こすことがあります。
腰痛への対処法として、まず簡単なのがコルセット。病院で処方される場合もありますが、ドラックストアで手軽に入手することもできます。
しかし使い方を間違うと腰痛を軽減させるどころか、長引かせてしまう場合もあります。コルセットを使うメリット・デメリットをしっかり理解し、正しく使用しましょう。
コルセットは、腰回りの筋肉の代わりに腰を支えるために使います。弱った筋肉や、痛みのある筋肉への負担を軽くする効果があり、腰痛が軽減されるのです。
腰痛の軽減がコルセット最大のメリットですが、ほかにも良いポイントはたくさんあります。
コルセットで骨盤を締めることにより、骨盤がグラつかずに姿勢を矯正することが可能です。そうすることで体の動きが楽になったり、深い呼吸ができるようになったりと、体に嬉しい効果があります。
コルセットで腰全体を覆うことで、下腹部を常に保温することができます。
腹巻とは違い、特別温める効果が高いというわけではありませんが、1枚覆われているだけでも体感温度は変わるので、冷え予防にも効果的です。
コルセットなら、湿布薬や外用薬を使わずに腰痛の軽減を期待できるので、薬特有の匂いを気にすることはありません。
服の下に着用することができるので、ファッションを気にする女性にもメリットは大きいといえます。
コルセットは良いことばかりのように思えますが、実はデメリットもあります。
コルセットは基本的に痛みがあるときにのみ使用します。筋肉をサポートするために使用するので、通常の状態で使う必要はありません。
腰痛の予防として使ったり、腰痛が完治したあとに使い続けると、腰回りの筋肉がコルセットにより支えられた状態になってしまい、筋肉本来の力を発揮できず弱まってしまう可能性があります。
筋力が衰えてしまっては、腰痛が悪化してしまうのは明らかです。
コルセットによっては、金属プレートのような硬い素材で体をサポートするものもあります。
そのような強力に固定する力のあるコルセットでは、その分身体の動きも制限されてしまうでしょう。
つまり、固定されていないほかの部位への負担が増加することになります。長期間この状態が続くと、負担が増加した部位が炎症を起こしてしまうこともあります。
正しい位置に着用しなければ炎症のリスクはさらに高まり、本来メリットであるはずの筋肉を支える効果さえ得られなくなってしまいます。
コルセットのメリットとして保温効果をあげましたが、腰痛を引き起こした原因によっては、冷やして治療する場合もあります。
治療法を誤っていた場合、腰痛は長引かせてしまったり、悪化させる可能性もあるので、必ず医師と相談してコルセットを着用してください。
腰痛対策でコルセットを使用する際は、まず自分にあったものを選ぶことに注意しましょう。
コルセットと間違えて骨盤ベルトを選んでしまう人も多いですが、骨盤ベルトはコルセットよりも幅が狭く、ウエストより下の位置に巻くものです。
コルセットは、激しい腰痛に対して腰の動きを制限して痛みを出さないようにするものですが、骨盤ベルトは慢性的な軽い腰痛に対して腰の動きは制限せずに、骨盤の広がりを抑えて緩和していくもなので、腰痛の度合いに合わせて正しいものを選んでください。
また、コルセット選びではサイズも重要です。コルセットは腰の動きを制限するものなので、自分のウエストにぴったりのもを選ばなくてはいけません。
自分の腰痛の具合やウエストに合わせて、適切なコルセット選ぶようにしましょう。
コルセットはお腹を締めることが大切です。お腹を締めることにより腹圧が上がり、腰が安定するからです。
このとき、コルセットが肋骨に当たらないようにしましょう。肋骨に当たると、お腹がうまく締まらなくなり腹圧が上がらず、腰が安定しません。
また、腰の左右どちらか一方だけが痛む場合は、コルセットを巻く際に痛い側を引っ張るようにして巻きます。もし痛みが増すようであれば反対側を引っ張ってください。
どんな治療法も正しくおこなわれなければ良い結果は生まれません。安易な自己判断は避け、医師に相談しましょう。
自分の症状にはコルセットが有効なのか、自分に合ったコルセットはどんなものなのかをきちんと理解した上で使用するようにしてください。
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