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パソコン作業やデスクワークなど、同じ姿勢を長く続けると、肩がこって辛いと感じる人も多いはずです。それは肩がこっているのではなく、実は鎖骨がこって起きている症状の可能性があります。鎖骨は肩をスムーズに動かすために重要な働きをしている骨。
鎖骨の下を押してみて痛いときは、鎖骨回りの筋肉がこっています。今回は鎖骨がこる原因と、こりをほぐし改善するための対処法を3つ紹介します。
日常生活で痛むと辛い鎖骨のこり。なぜ起こるのか、こりの原因について紹介します。
パソコンやスマホなどを長時間使うと、どうしても前かがみの姿勢を続けることになります。前かがみの姿勢が続くと、鎖骨をほとんど動かさなくなります。その状態が続くと、鎖骨周りの筋肉を通る血流が悪くなり、筋肉に乳酸や老廃物が溜まって鎖骨のこりを起こすのです。
仕事や家事が忙しく、ゆっくり休めない日が続くとストレスが溜まるでしょう。鎖骨がこるのは、ストレスが原因の場合も多いです。首や肩がガチガチに凝り固まる、全身が重く倦怠感がある、寝ても疲れがとれない、などの症状はストレスが原因かもしれません。
デスクワークや勉強などで眼を酷使すると、眼の疲れを感じるでしょう。眼のピントをあわせる毛様体筋が疲れると、自律神経のバランスが崩れて、鎖骨のこりや痛みなどの症状が出やすくなります。
様々な原因から引き起こされる鎖骨のこり。悩ませる症状を緩和するおすすめの方法を紹介します。
鎖骨のこりに効果的なデコルテ(鎖骨回り)のマッサージです。アロマオイルなどを塗って滑りをよくしておこないましょう。鎖骨上のくぼみを人差し指と中指でゆっくり、少し痛気持ちいい程度で3秒くらいずつ5回押し、首元から鎖骨に向かって下にゆっくりと5回なで下ろします。
鎖骨ストレッチは、肩甲骨や肩まわり、骨盤を刺激して、鎖骨のこりを改善するのに効果的です。足を肩幅に開いて立ち、アゴを軽くひいて顔は正面に向けます。
鎖骨のくぼんでいる場所をを両手の親指と小指でつかみ、腰を骨盤から動かすように意識して、左右にひねる動きを繰り返しましょう。1セット10回が目安です。
体を温めて血行をよくし、鎖骨のこりを改善しましょう。40度くらいのお湯に肩までしっかりと浸かって、15〜20分入浴します。湯船のなかでデコルテのマッサージを行うこともおすすめ。入浴はストレス解消にも効果的です。
今回は鎖骨がこる原因と改善するための対処法を紹介しました。鎖骨のこりは、姿勢の悪さや疲労が原因で引き起こされやすいです。鎖骨まわりが痛くて辛い人は、鎖骨ストレッチや、デコルテのマッサージをぜひ試してみてください。