更新日:
ふくらはぎは、下半身に溜まった血液を心臓に戻していくポンプのような役割をしており、「第2の心臓」とも言われています。筋肉が凝り固まり血流が滞ると、全身の血流が悪くなってしまい、むくみの原因になるので注意が必要です。
今回は、ふくらはぎがしっかり機能するように刺激を与える4つのツボを紹介します。むくみや張りが気になる人は、日ごろからツボを刺激して血流を促進させましょう。
全身の血行に大きな影響を及ぼすふくらはぎは、ケアをせずに放っておくと筋肉が張ってしまうだけでなく、老廃物が溜まることで太くなり、見た目も悪くなってしまいます。ツボの位置と効果を理解して、すらりとした美脚を保ちましょう。
1つ目は委中です。ひざ裏の中央部分に位置し、背中から腰にかけての張りや痛みの改善、老廃物の排出を助けてくれるという効果を持っています。腰痛やむくみを解消したい人にぴったりです。
ひざの周辺に炎症がある場合でも押すことができるツボなので、もし怪我をして運動などができず、足の血行が悪くなっている場合でも、ツボ押しで症状の改善につながるでしょう。
2つ目と3つ目のツボは、効果が同じなので一緒に紹介します。ふくらはぎで一番太い部分の中央にある承筋と、ひざ裏と足首の中間あたりにある承間は、足の筋肉に老廃物が蓄積してしまうことを防ぐ効果を持つツボです。足腰が重いと感じたときに刺激すると、だるさを軽減することも可能。
4つ目の承山は、ふくらはぎの筋肉とアキレス腱との境目にあります。承筋や承間と同じような効果を持ちながら、関節周辺にある筋肉を和らげたり、腰椎やぎっくり腰、こむら返りといった怪我や、痔、便秘、花粉症にも効果がある万能なツボです。
ふくらはぎにある4つのツボは、ふくらはぎを抱えるように、ひざを曲げて両手の親指で押してください。委中→承筋→承間→承山の順番で、片足ずつそれぞれ1〜2分程度行うと効果を高めることができます。
どのツボを押す場合でも、強く押しすぎてしまうと内出血することがあるので力加減には気をつけてください。また、食事や飲酒の直後や、発熱など体調があまり優れないという場合には、ツボ押しは控えましょう。
ツボ押しの効果は個人によって差があります。すぐに効果を感じる場合もあるかもしれませんが、大概の場合は毎日コツコツ行うことで効果が出てくると言われているので根気よく続けることが大切です。
疲労を回復するには、医療機器として高い信頼と評価を得ているオムロンの低周波治療器がおすすめです。 多彩な強さ・モードで幅広いコリ・痛みを治療することができるため、簡単な操作でしっかりと疲労回復を実現することができます。
今回は、ふくらはぎにある4つのツボを紹介しました。お風呂などで体をしっかり温めた後に行うと、ツボ押しの効果を高めることができます。また、アロマオイルやボディクリームを活用して自分の落ち着く空間で行うのも良いでしょう。
ツボ押しを長期間行ってもむくみが解消されないという場合は、別の問題が原因となっている可能性もあるので、医療機関を受診してください。